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青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。写真はおおめ、文章はこいめ、コメントはすくなめ。

東北スキルアップ大作戦 ~GW後半二日目その②~

2008年05月08日 21時46分32秒 | 日常
(画像:由利高原鉄道・西滝沢駅)

新しいけど、懐かしい。そんな感じのする駅です。
西日を浴びて「おばこ号」が西滝沢の駅を離れて行きます。
鳥海山からの帰り道、この駅から再び後輩に乗り鉄させて終点の矢島駅まで追っ掛けっこ。
行きも帰りも吉沢駅の坂道で私が追い越しましたw

ブルーラインを山形県側の吹浦口まで完走すると、終点は日本海。「十六羅漢岩」と言う景勝地らしい。遠くに日本海に浮かぶ飛島がうっすら見え、吹浦の漁港から振り向けばもやが晴れた鳥海山がすっきりと完走をお祝いしてくれているかのよう。
完走後はR7を北上し帰路へ入り、途中の象潟で松尾芭蕉ゆかりの蚶満寺(かんまんじ)に立ち寄る。付近は「九十九島」と言われる名所で、こんもりした小さな丘に松林が浮かんでいる。松尾芭蕉が松島と対比して象潟をなぞらえた頃、この辺りはそれこそ松島のような海に松の小島が浮かぶ景勝地だったそうだ。それが1804年に起きた象潟地震で地面が一気に隆起し、海に浮かぶ松の小島は一夜にして陸地に変化してしまった。地形学的にも非常に珍しいものなんだって(にかほ市観光案内より)。秋になると、黄金の稲穂がざわめく水田の中に松の小島が浮かび、以前海の中であった時の姿をフラッシュバックさせてくれるそうだ。

さて。R7には並行して羽越本線が走っているのだが、ここらで一発写真を狙ってみたい。
それも、出来れば鳥海山を取り込んだ構図が作れる場所がいいのだが…
たぶん同行の後輩は自分の異常な熱意にほとほとあきれてはいるのだろうが(笑)、ハンドルは自分が握っているので文句は言えないのである。厳しい上下の掟。ほら、ウチら体育会系だしw
象潟の街中はさすがに民家でゴチャゴチャしているので除外。こういうポイントを探すときにツリマプでは少し縮尺が大き過ぎるのだが、なんとなく地形的に見通しが出そうな場所に目星をつけて国道から脇道に入ってみる。ちょうど金浦駅から仁賀保駅の中間地点に、田園が開けて鳥海山をバックに取り込める場所を見つけた。水田にも水が入っていい感じ。これは映り込みも期待出来そうだ。あ、行かれる方はTDKスポーツセンターを目印にして行って下さいねw行かないと思うけどwつか、とりあえず三脚立てて構えてたら、農道を走って来たトラクターのオヤジに「鉄道ヲタクがいる!」とか名指しで呼ばれてしまったw農民五月蝿えよw

走って来たのは新潟色の485系3000番台の「特急いなほ5号」秋田行き。
慎重にレリーズして一発で切りました。

●鳥海山をバックに走る特急いなほ

マーブル模様の春の鳥海。角度的に正面には光が回らないので側面中心で。
もーちっと水を張ってて欲しかったが水田への映り込みも出てるし、それなりに思ったように撮れたので納得しましたw

その後R7からR108へ戻り、もう一回由利高原鉄道に乗り鉄したりしつつ矢島町からはr70笹子~R108院内~R13横堀~R108で再び鬼首道路を爆走し鳴子へ。帰りも羽後本荘から2時間半くらいだったからなあ。早い早い。今日一日で350km程度走ったんだが、一回も有料道路通ってないよ。

宿に戻って温泉に浸かり、ちょこっと休憩してから東鳴子温泉「焼肉八兆」にて生ビールで乾杯。
温泉街の焼肉屋さんと言う事で一見客に慣れているのか、ご主人は愛想が良くてお話好きな気さくな方。常連客と話すのを聞いてたら結構肉の良し悪しにはこだわっているみたいで、なるほどカルビを始め肉が柔らかくて美味しい。「上」の付くものは頼んでないけど、結構食って一人3,500円で上がった。正直安いな。途中でご主人が差し入れで鶏皮の塩焼きなんか出してくれたりしていい感じでしたw全体的に東京の平均的盛り付けより一人前の量が多いんで、食べた後の満足感があるのが非常によろしいですなあ。

結構口コミでは人気ある店みたいなんだけど、鳴子温泉に泊まったら、ぜひオススメしたいですw
鳴子御殿湯駅から南に歩いて5分、サンクス前の旧道沿いです。
コメント
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