(雪の中へ@白馬五竜交差点)
今年は雪の当たり年。年末に南会津、そして1月に津軽でガッツリと雪遊びをして、そうなると2月はどこへ行く・・・ということで、無難に(?)三連休で富山に行ってきました。自分のクルマのスタッドレスも、そろそろこのシーズンでおしまいかなあ、という気もしてましたのでね。今回は宿泊なしの0泊3日、深夜に家を出て下って行く中央道。月明かりに冴える八ヶ岳を眺めながら最後までルートの選定は思案投げ首だったのですが、高低差のある安房峠経由は避けて安曇野ICから白馬回りで行ってみることに。雪道で、平湯から先の下り勾配が嫌だったってのもあったんだよな。北陸方面は大雪が予想された白馬回りは、大町市に入る手前の松川辺りから小雪が舞い始め、大町から北は完全なる降雪。佐野坂あたりから先はモリモリ道路脇の雪が高さを増し始め、真夜中の白馬は雪の中に沈んでいた。雪壁で建物が見えないってのは凄いね。
白馬~糸魚川経由の富山入りなので、久し振りに黒部線方面へ。そうなると、まずはファーストショットはお気に入りの栃屋駅に。黒部川の扇状地を緩やかに降りて来る地鉄の線路と、そのバックに十二単のような黒部の山々が折り重なるのだが、この日はいかにも北陸らしい鉛のような色をした雲が重く垂れこめ、山の方はまるで見通しは効かなかった。薄明りの朝、宇奈月から降りて来たのは60形の電鉄富山行き。幸先のいいスタートですね。
先日、地鉄の今後の経営をどう支援していくか・・・という話し合いが地鉄と沿線市町村の間で持たれたそうなのだが、ひとまず地鉄からは安全対策と資材高騰対策のため計5億円の支援を希望していたところ、満額回答は得られず、支援は2億円にとどまったのだそうな。これを受けて、地鉄側では「自助努力で経営できるのは電鉄富山から上市・五百石・月岡辺りまでで、その他の線路は存廃も検討しなければ・・・」というかなり厳しい認識を示しています。いくら経営が厳しいといえども、地鉄が創業者ゆかりの地である芦峅寺や立山から手を引くようなことはあるまいし、観光の屋台骨であるアルペンルートに繋がる道に手をつけるとはゆめゆめ思わないですけども、つくづく斜陽を感じる話。聞けば、毎年4月中盤に行われるダイヤ改正で、再び日中の列車の減便が行われるそうです。着手されるのは上市から先の、おそらくあい鉄と並行している滑川・魚津方面。今ですら1時間1本のダイヤなのに、これ以上間引くんですか?という感じもあるのだが、おそらく「対・富山市街」を見据えた場合、滑川・魚津方面からは運賃も高いし時間もかかる地鉄という選択肢はほとんどないのだと思われる。
まあ、一介の鉄道ファンに、厳しい地方私鉄の行く末に何が出来るか・・・ということを考えても詮無きことなので、ひたすらに「今」を味わうのみなのですがね。