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青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。写真はおおめ、文章はこいめ、コメントはすくなめ。

疾走、朱い矢の如し

2017年02月06日 22時06分28秒 | 小田急電鉄

(威風堂々11連@開成2号踏切)

出場した7004Fの塗装のピカピカなうちに仕留めてしまおうというファンが多いのか、この日は追っかけ勢が多くいた小田急線界隈。LSE2本体制、なおかつダイヤ的に約30分~40分の間隔での続行運転ですから撮影の効率も良かったのかもしれませんな。と言う訳で我が家ご一行も午後のいい光線を追っ掛けて開成界隈まで。願わくば先日の富水ストレートのリベンジ戦なのですが、おそらく追っかけ勢の多さを鑑みるにいいポイントは望めないだろうと言う事で次善の策であります。西丹沢の前山にやや雲がかかるものの、基本的には青空ベース。箱根の山の向こうから差す午後の日射しも申し分なし。まーしかし直前に上りEXEの通過があってヒヤヒヤさせられました(笑)。富水に続いての連敗は許されません。

EXEが抜けてホッとしたのもつかの間、ファインダーの中に飛び込んで来たオレンジバーミリオン。
ファンが待ち受ける開成2号を、化粧直しを終えたばかりの千両役者が駆け抜けたのでありました。
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丹沢の青い山脈

2017年02月05日 15時00分00秒 | 小田急電鉄

(西丹沢の尾根背負い@秦野大カーブ)

7003Fの返しを再び秦野大カーブで。この秦野大カーブ、広い田園地帯を北東から西に向かってカーブしていく線形なので、太陽の動きに合わせて場所替えすればどっかしらが順光になるため一日いても楽しめます。下り線はアウトカーブの築堤をちょこっと見上げ気味に、上り線は少し線路から離れて大きく西丹沢の山並みを入れ込む構図が定番になります。ちょっと望遠で圧縮したら陽炎が出てしまったのだが、存外に暖かかったのが読み違いである。かように写真は難しい。


山並み重視の構図のサブカメは子供が広角で。バックの秦野浄水場が工事中なのが少々目障りだなあ。山の事はそこまで分かんないけど、ここから眺めるのは寄(やどろぎ)あたりから鍋割山を通って塔ノ岳に続く尾根じゃないかと思われる。「寄」と書いて「やどろぎ」と読む西丹沢の集落は神奈川県の難読地名ですが、西丹沢登山のベースキャンプになる場所です。新松田から富士急バスが出てますね。登山の客が多いけど、渋沢~新松田の四十八瀬界隈を通ってくれるので歩きでテツやる人にも便利なバスです。

鍋割山の山小屋は、その名前に引っかけたのか鍋焼きうどんが有名らしい。
検索すると山の話より鍋焼きうどんばかり出て来るのだが、そんなに美味いならいっぺん食ってみたいもんだ(笑)。
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タタン・タタンのリズムに乗せて

2017年02月04日 22時55分48秒 | 小田急電鉄

(最近多いねLSE代走スーパーはこね@秦野大カーブ)

今日は日射しも暖かく、ちょっと早めに家族を叩き出し車に乗せてやって来た秦野の大カーブ。前回のエントリでお話ししたように、2編成あるうちの1編成が検査入場していたLSE。1月最終週にめでたく検査上がりで出場したとの話で、早速この週末からLSE2本体制での運用が開始となりました。その代わり今日はVSEが1本欠場しております関係で、先日同様Vで走るはずのスーパーはこねのスジはLの7003Fが代走となっていました。現状の小田急展望車はV×2・L×2の4本があるのですが、年末年始の繁忙期を終えての1月~2月はまあそこまで客も多い時期ではないですから、閑散期は4本を順繰りに落としながら検査でも入れているのではないかと思われます。


秦野大カーブの田園地帯に、親子二人で三脚を並べて行き交う列車たちにシャッターを切る。そろそろ子供にも一眼を使わせてみようと思い、構図だけはこちらで決めてやってレリーズのタイミングの訓練をさせているのだが、後追いながらもパシッと切り位置の決まったVSE。真っ白いボディが冬の青い空に映える。ちなみに息子に撮らせているレンズにはPLフィルターが付いているので青さが違いますな。青いというより蒼い感じ。


7003Fのスーパーはこねから遅れる事30分、7004Fのはこね17号が検査明けのピッカピカのボディを輝かせて秦野の大カーブに姿を現しました。塗り直されたグレーの台車が眩しいぜ。来年3月の引退を控え、ここまできれいにお色直しをされて出場するのもおそらく最後なのではなかろうか。連接の優美な車体を滑らせて大カーブを行くLSEの雄姿に手を振ると、運転士さんも上機嫌にレスポンスのホーン。


冬らしい蒼天の下を走り去る連接台車の、タタン、タタンという独特なリズム感もロマンスカーの愉しみの一つ。
ここでは列車が手前で速度を落とすので、実に流麗なミディアムテンポを奏でてくれます。
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梅もほころぶ足柄路

2017年02月01日 21時05分44秒 | 小田急電鉄

(梅の里なる足柄平野@富水ストレート)

ほころび始めた庭先の梅の木をかすめて、LSEが富水のストレートをかっ飛ばす。な~んか最近土休日でもLSEが1本しか稼働していないと思っていたら、7004Fが全検に入っていたそうな。塗装もきれいに塗り直されたようなので、また改めて撮影機会を持ちたいもの。今日から早くも2月ですが、足柄平野の2月と言えば曽我梅林の梅まつり。小田原名物と言えばかまぼこ・梅干し・魚の干物なんかが定番ですけど、確かに足柄平野は全体的に梅の木が植わっている家が多いですね。


ここで決めたかったカット、構図を整えて待っていたのだが時間とともにあっという間に太陽が傾き、線路脇に建っていたアパートの影が側面にぐっさり刺さってしまって大失敗(笑)。もう少し春が近づいたらとも思うんだが、夕方の光線は太陽の低い方がより印象的に被写体を浮き上がらせてくれるのも事実でありまして。実は入りたかった立ち位置に先客が入られていたんで苦肉のアングルだったのだが、案外スイートスポットのキャパがない場所なんだね。再履修が必要です。
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残照背負って

2017年01月26日 05時13分28秒 | 小田急電鉄

(方向幕の愉悦@秦野の富士山バック)

前のエントリと同じ日に、何となく帰りがけに寄ってしまった秦野ストレート。相変わらず誰もいなかったので、とうに日は沈んでしまいましたが残照の富士山を背にストレートを駆け抜けて行く小田急線の通勤電車。順次更新の進む1000系の急行は端正な10連固定の元千代直車、あまり派手に光らない梨地のステンレスの車体がほのかに染まる夕暮れ時、行燈のように灯る方向幕が風情ありますねえ。


僅かな時間でみるみる露出が落ちる時間帯。こちらも8000系10連の急行、夕焼け空にクロス模様の架線柱が影絵のよう。ここまで露出が落ちてしまうと通勤型で唯一の鋼製車である8000系の色味は出て来ませんねえ…フルカラーLEDに換装されてますから種別と行き先はくっきり鮮やかに写し取れました。


そして本命のLSEはこね。感度アゲアゲで結構ムリムリの撮影ですが、高感度撮影でもそう画質が崩れないのは最近のカメラの出来の良さなのかもしれない。個人的にはISO800以上ってあんまり使わないんですけどね。ここに来る前に行った富水ストレートが消化不良だったののリベンジ戦だったんだけど、さすがにもう少し日の長い時期で撮れればベストなんでしょうが。
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