だからといって、既に4か月塗っているステロイド。急にやーめたっとと放り投げる訳にもいきません。
前回効かなかったと書きましたが、正確には効いてはいるのです。ただ、塗らなかったところに患部が移動するのイタチごっこになっているというだけで。
さらに調べていくと、乾癬は自己免疫疾患であることがわかりました。つまり、花粉症と同じく自分で自分の身体を敵対して攻撃するという、ケンカっぽい身体だということ。お腹や胸から発疹がなくなると今度は背中や頭へ。どんだけ戦士(ソルジャー)やねん、私の身体! とツッコミを入れてみたり。
頭はステロイドを塗るわけにもいかず、(べたべたするし顔に近い。目に入ると失明の可能性あり)掻くと角質化した皮膚がフケのように見えるので、マジ困りましたね。でも、なろうで仲良くしていただいている方から、薬用シャンプーを教えていただき、使っている間にすっかりかゆみがなくなりました。
(あ、ステロイド使わなくても良くなるじゃん)
とも思いました。
そして、乾癬は手の爪にまで。爪は二倍の厚さになり、少し力を加えるとぐにゃりと折れてしまいました。既に無意識に掻いてしまうので爪をきれいに切ってあった状態からでしたので、いきなり強烈深爪状態です。当たるとめっちゃ痛い。また、一番動く人差し指なので、何をしてもそこに当たる当たる……(泣)
でも、ここにきて気づいたことがありました。この乾癬の爪、以前にも見たことがあるんです。私、冬になると踵がぱっくり割れするんですが、そうなるとしばらくして足の爪が何本かこういう状態になるんです。保湿して踵が良くなると遅れて爪もきれいになっていくのですが、これって乾癬だったんだぁ、そしたらずっと前からコレ持ってたんちゃうん?
そう考えた時、娘を産んだ直後蕁麻疹(当時はそうだと思っていた)が出たのですが、便秘の娘のついでに受診した小児科医に、
「これは、自分で自分を攻撃する自家中毒のような症状。ステロイドを処方するけど、5日以上塗らないで。治まらなかったら、そこで考えるから」
と言われて割と軽めのステロイドを処方してもらい。きっちり5日で止め、あとは化粧水のあと保湿クリームを塗ることで、無事完治したことを思い出したんです。
(あ、あれも乾癬やったんや)
だとすれば、病歴は25年近くにもなります。しかも、病気に気づかずにここまでこれたんですから、完治はしないとしても、表に出ないように抑え込むことはできる。治るぞ! と思いました。
そしてそのころ、食事で乾癬を改善させる本があることをネットで見つけます。脱ステロイドの療法としては鉱石療法とか紫外線療法とかもあるんですが、たすくの居住地はただでさえ非ステロイド医の少ない東海地方のしかも田舎。通える範囲にそういう治療を行う施設がないんです。ま、食は生活の基本。そこを変えれば絶対に大丈夫だと信じて、食事療法&保湿(割れてめくれてしまうと悪化するので)脱ステロイドに踏み切ることにしました。
ただ、しぶちんのたすくはもらった薬を最後まで塗ってからやり始めましたけどね。