ジャン・リュック・ゴダール監督の独創的なニューウェーブ映画『ブレスレス』の唯一知られている脚本が、60年以上ぶりに明るみに出た後、今年後半にオークションにかけられることになった。ゴダールの手書きのメモと、映画の劇的なオープニングを含む最も有名なシーンのあらすじの約70ページが、有名なプロデューサー、ジョルジュ・ド・ボーリガードの邸宅で発見されました。パリのアメリカ人学生(ジーンセバーグ)と、警察官を射殺した容疑で指名手配されているチンピラの彼氏(ジャン・ポール・ベルモンド)との運命的な事件を描いた『ブレスレス』は、ハリウッドを含む映画界を揺るがしたフランスのヌーヴェルヴァーグ運動の要です。ゴダールの革新的な制作方法は、彼の映画の脚本が珍しいことを意味している。彼は正式な台本を避け、撮影の前夜に台詞を書くのが好きで、俳優が自然に振る舞うように促しました。彼はまた、書かれた記録を破棄する傾向も持っていた。「泣きたかった。フランス映画と世界の映画の歴史の記録であるこの原稿を実際に手にしたことは、信じられないほどの衝撃でした」と彼女は言いました。「『À Bout de Souffle』は全世界の象徴的な映画であり、ここでは1960年以来初めて、台詞、シーン、予告編の一部を見ることができます。私たちが知る限り、この種の脚本はこれだけです」この原稿は、350,000ポンドから500,000ポンドの見積もりで、6月14日から18日まで入札が開始されるサザビーズの書籍と原稿のオンラインオークションの一部として販売されます。・・・・邦題は「勝手にしやがれ」でしたね。アメリカでは「ブレスレス」でしたか。フランス語の直訳ですね。それに引き換え日本語の題名の素晴らしいこと。この一言で映画全体を語ってますね。ヌーベルヴァーグも含めて。その脚本原稿が見つかったって60年も経ってから。なんか宝物のような気がします。
印象に残っている映画の話しは
いつ聞いてもいいもんだね
懐かしい音楽を聴くように
胸に思い出がよみがえってくるから
ヨタヨタと動きがおぼつかない身になっても
心の中で
白いシャツを着た青年が
走り回っている
それが自分なのか映画の主人公なのか
わからないけど
元気溢れるその姿に
思わずこぶしを握っている
そして心の奥底で呟く
「勝手にしやがれ」って