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フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

Finland's Munch

2019-07-07 07:47:55 | Weblog

Helene Schjerbeck(ヘレン シュエルフベック)って知ってますか?フィンランドのムンクと言われる女流画家だそうです。知らなかったなぁ。でもフィンランドではとっても有名な画家だって。彼女の絵画展がこの度ロンドンのロイヤルアカデミーオブアートで7月の20日から10月27日まで開かれるんだって。イギリスでも彼女はほとんど知られてないっていうけど絵を見たら開催する価値は大きいと思うよ。ガツーンと衝撃食らうもの。こんな描き方あったんだって。セルフポートレートのレッドポイントなんかも衝撃だったけどビックリしたのはこれ。                                         黒いリンゴだよ。こんなの初めて見た。リンゴが腐ってるの通り越して黒いんだもね。それでもStill life with unBlackening Applesって黒化するリンゴと静物ってタイトルだった。これは 生と死を表しているんだろうな。イギリスの新聞ではエミリーディキンソンの I cannot live with you-It would be life-And life is over there-Behind the Shelf.を当ててたけど石原吉郎の「花であること」のほうがいいんじゃないかな、花であることでしか拮抗できないがいぶというものがなければならぬ。花へ押し被さる重みを 花の形のまま押し返す そのとき 花であることは ひとつの宣言である・・・彼女の中にはこんな強さがあったように思うんだけど。the unnerving artって表現してたけどなんて訳すんだろう?不安?心細い?驚異?線はビビッドなんだけどなぁ。1862-1946長生きだったんだ。ということは驚異的芸術ということなんだろうかね。北欧はセンスがいいと思ってたけど彼女もまた色使いがいいね。いっぺんでファンになってしまったよ。

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