フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

山の畑で🍢

2016-11-05 08:15:28 | Weblog

蚊が少なくなってきたので畑での昼食は「おでん」にした。勿論、セットおでんが基本なんだけど足らないものを継ぎ足して割と本格的おでんに出来上がるように具材を選んだ。畑にある鍋では小さすぎたので車からコッフェルを取り出して深い鍋を使う。予め煮て味をしみこませた具材とセットの具材を入れてゆるゆると温める。近くの作業場のお昼のサイレンが鳴るころには丁度の塩梅だろう。その間にお茶を沸かす。今日は土佐町留井産の新米を炊いてきた。香りがよくて甘みがある飯だ。袋に「農家自慢のお米」と書いてある。そうなんだろうとフードジャーを開けた時にそう思った。サイレンが鳴って下の段からバジルが上がってきたのでおでんの鍋を火からおろしテーブルに乗せる。「さぁ好きなものから食べてね」「アッからし忘れた。まぁいいか」「関東じゃ、ジャガイモをいれないらしい」「ジャガイモがなきゃおでんじゃないよね」とかおでんの話だけで昼飯を食う。これもこの季節だからかな。少し寒くなってきたらこんな温か物がありがたい。「今年は柿を早く取りすぎたな」なんて農家のおやじみたいに青く澄んだ空を見つめて言ったりして卵おでんを頬張る。

コメント
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