フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

うつ伏せに倒れた

2016-11-04 07:36:04 | Weblog

鳥形山は駐車場からの見晴らしはいいけどそれだけの山だった。森林公園というのだけど誰も来てないみたい。歩いて15分くらい行くと展望台があってそれだけ。発破のサイレンが鳴り響いて山というよりは採掘現場みたい。発破の最中は危険とのことで町道は封鎖だって。いずれはこの公園も削られてなくなるのでしょうね。それがいいことかどうかは別にして展望台まで登っていると北風が吹いて寒いのでウインドブレーカーを着ると言ってシェルパ君が最後尾で荷物を下ろした。山じゃないから待つまでもないだろうと先に行ってたら分岐のところを過ぎてから気づいたんだけどオレの後ろを来てたマジメ君の姿が見えない。山じゃないんだからと遊歩道を進んで先に展望台についてガムシャラ君と景色を眺めているとシェルパ君が来てマジメ君が来てない。「あいつ、道端にうつ伏せに倒れててな。焦った」「どうしてまた?」「貧血起こしたらしい。それで起こして座らせてきた」「それじゃオレが先に下りてアイツのとこへ行くわ」と坂を下りるとマジメ君が座っていて「もう大丈夫、でも、車で待っている」という。「そうかオレも降りるから荷物持とうか」「いいや、大丈夫。ちょっと吐き気がしただけだから」こんなことで山の事故って起こるんだよね。山じゃないからっての気の緩みで。心臓発作や脳梗塞なら手遅れだぜ。と反省。幸い軽い貧血で済んだけどここが石立山なら倒れると同時に滑落だからね。何が起こるか分からない「おジイ登山隊」。車で熟睡して起きないマジメ君を見て「おい死んでたらどうしような」とまだ遊べる余裕はあるのだけど近い将来に現実になる可能性が否定できないというのがツライね。

コメント
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