フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

鳴く鹿の

2016-11-17 07:09:20 | Weblog

紅葉も本番にいつの間にかなりました。紅葉を描こうかなと風景を探しに行脚。と言えば聞こえはいいが本当は越知の肉屋ににコロッケを買いに行っただけのこと。まだ食べたことはないけど旨いらしい。何回か買いに行ったことはあるけどね。いつも売り切れ。今度こそはと張り切って行ったけどナント定休日だった。それではと橋とトンネルを渡り対岸へ。ここらは気温が低いのか紅葉が見ごろだった。                                 このすぐ近くの丘に車を止めテーブルを出してお茶を沸かしお昼だ。コロッケはないけれどいい景色とのんびりした時間。デザートのシフォンケーキを食べ終わってあたりの景色の写真を撮っていたらイヒーンヒョロヒョローンと鹿が鳴く。        「奥山に紅葉踏み分けなく鹿の声聞くときぞ秋はかなしき」と百人一首の有名な歌を口にする。鹿の鳴き声が聞こえるなんてなんて風流な。と平安の昔にタイムスリップ 八重の椿が咲いて小川が流れ木守柿が冷たい風にゆれてこれが普通の景色。変わったのは広いアスファルトの道路が出来ただけと錯覚する。そんな一角の昼下がりを楽しみました。            

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