フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

地球深部探査船に乗船

2016-11-14 09:13:04 | Weblog

地球深部探査船「ちきゅう」に乗船。室戸沖での探査が終了したとかで特別に一般公開されるということで乗船観覧券を前の講演で貰っていたのだ。56752トンの動く島のような船だった。高さが30階建てのビルと同じと言ってた。久しぶりの海だと思ってきたのに海なんか見えやしない。トランプの壁って感覚だ。                                  当然普通のカメラでは全体は撮れない。タラップの入り口からの1枚がこれ。一番天辺を撮ってみる。デリックという掘削櫓の天辺が一番高いところだとか。                    ここから海底にドリルを下ろして海底下7000mまで掘削できるのかな。そこで取れたコアを引き上げてこの船で分析研究し地震の解明をするのだそうだ。それだけじゃなくて海底下の生物の発見やなんかにも寄与するらしい。そんなわけで船内は機械やらコンピューターやらのオンパレード。見ても分からないから素通り。デッキに出て                    決めのポーズとまではいかなかったが気分は「霧笛が俺を呼んでるぜ」だ。一等航海士だよなやっぱり。とか、「お前はボースンだろ」と自分で突っ込んではデッキを楽しんでた。見下ろすとこんな感じ。                                               今日の乗船をきっかけに将来はこの船で働きたいという若者があらわれるだろう「いいな若者は」「いいな船は」「いいな研究者は」食堂の方から旨そうなカレーの匂いがしていた。そういえばこの船は旨いモノ食わすのかな。オレ、コックでも行けるんだけどな。老人手帳を持った船乗りなんて、「あの世が俺を呼んでるぜ」かな。

コメント
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