フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

窘める

2015-01-14 06:56:02 | Weblog
国の富の8割を国民全体の2割の人が享受し8割の国民が残りの2割の富を分配するという「パイレート」の法則。その誤算を突いた柚月裕子さんの「パイレートの誤算」をバジルから借りて読んでいる。そのなかで「たしなめる」という漢字をならった。君の上に母心を被せると書く。「窘める」とあって振り仮名がついていた。こう書くのかと紙に書いて覚えた。そこでフランス。シャリルエブドがまた新聞をだした。イスラムの預言者ムハマンドが[je sui Charlie]というプラカードを持って涙を流すイラスト。キャッチコピーが「Tout est Pardonne'」(すべては許される)そして下の方に「無責任新聞」と書いてある。いろいろと言い分はあるだろうけどイスラムにもフランスにも「窘める」という人がいないのだろうか。これが今回不思議に思えたことだ。やはり異文化の発想なんだろうか
「やるなら徹底的にやるぞ」って両者が同じ発想ってキリスト教もイスラム教も同じ文化的宗教的発想なんだね。誰も「窘める」という発想がないもの。英語や仏語にあるのは「たしなめる」というより「咎める」というものだ。やはり君に母心を被せるという発想が大事だと思うのだけど。仏「テロとの戦争」宣言と物騒な文字が日本の新聞に踊る。マスコミが政府の傀儡となってまた国民を戦争へと導くのだろうか。とマスコミを「たしなめる」。
コメント
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