「米国人は自分達の身の安全を守るために団結したがフランス人は自由などの価値観を守るために街頭に出た」とフランスの政治批評家オリビエラヴァネロ氏のこの言葉が感性を揺さぶった。久しぶりのクリーンヒットだね。僕らが混沌として分かりにくかったことを短い言葉で的確に小気味良くしかも粋に伝えてくれてるような気がしてなんだか胸がスッとした。そうなんだよ「書を棄てよ街に出よう」だよ。寺山修二のこの言葉、いまはっきり理解できた思いだ。やはり天才って言われる人は先の先まで見てモノを言ってるんだね何十年たってやっとわかるなんてと一人でゴチた。へんに団結とか絆とかに昨今しばられていたじゃない。その鎖をオリビエが砕き寺山修二が解き放った。やっぱり自由だよね。一番大事なものは。だれにも束縛されないだれも支配しない昔土佐の山間から生まれた自由こそ僕らが受け継いでいくものだ。
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