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フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

町角コンサート

2007-10-23 19:53:22 | Weblog
夕方、散歩にバジルと出かけたら、高校のコートから音楽が聞こえてきた。見ると、ぺルー人らしき人がバンブ-フルートのようなものを吹いていた。ベースがあってギターがあってパーカッションと小さな弦楽器をかかえたクインテッドだった。日本人がベースに一人いるだけで後は、ペルー人、コロンビア人、チリ人それにインディオの5人。ポンチョを着たのが二人、黒人が一人。インディオは、初めて見たけど雪空の下で日に当たらずに日焼けしたというか、少し沈んだ褐色でかっこよかった。「あれ、これは、プロの音だよ」と言って外から、学校の中を見ると椅子が並べられて、コンサートらしき雰囲気だったが、10人くらいしか観客が居なかった。「はいっていいのかな」なんて、バジルと言いながらすでに入ってコンサート会場に近づいたら、「どうぞ、どうぞ」と学校の先生らしき人が言ってくれたので構えてあった椅子に座って彼らの演奏を楽しんだ。いらないことは、言ってくるのにこんなことがあるって、前もってビラでも配ってくれていたら始まる前からきて、楽しめたものを、僕らが、席についたら、最後の曲になってしまった。でも、これが、彼らの代表曲、「コンドルは飛んでいく」だったから、最高によかった。こんなに間近でただで本物が聞けて、さすが、高校だなと思った。コンサートが終ると楽器にさわってもいい、説明もしてくれるというので、前に行って山羊の爪で出来た楽器や、サボテンで作ったリズム楽器を触らしてもらった。彼らは、英語と日本語が少し話せるようだった。でもせっかくだから、僕は、生まれて初めて習ってもいないスペイン語で彼らに言った。彼らは、少し驚いていたみたい。何て言ったかって?それは、秘密だよ。なんせ7つくらいしかスペイン語は知らないんだから。
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