初海外 8

2012-05-08 | 過去の仕事(アラスカ)
アラスカバイトの話。

暇になるのは日本人だけではなく、アメリカ人も同様。
そうなると、日本人に興味のある物好きなアメリカ人が、我々の宿に遊びに出入りをはじめたりします。
ところが残念ながら英語が通じる人間がいません。唯一喋れる社員の方は、本社との連絡(今のようにネットがありませんから、事務所に張り付いてました)で忙しく、我々とは別行動。
初めての海外とはいえ、多少なりとも英語がわかる私にすべての通訳の仕事が回ってくることになりました。正直、単語がいくつか聞き取れた程度だと思います。

ほとんどの外人はそういったやりとりが面倒臭くなり、私たちの宿舎には来なくなったのですが、一人の物好きな外人が私にとにかく付きまとうようになりました。
あとでわかったのですが、当時日本人の彼女が居たようで(結局結婚したようです)(彼も短期アルバイトでアラスカに来ていました)、本土に戻ったら少しでも日本語を喋って彼女を驚かせよう、という目論見だったようです。日本の音楽にもとても興味?を持っていたので、浅香唯のカセットテープをあげたところ、一生懸命覚えておりました。。ww

さて、その外人が地元の人間と交渉し、船外機つきの小船を借りてきました。沖で釣りでもしよう、ということです。
この海、なにせ魚が湧いてましたので、針さえ入れればあっという間になにか釣れてしまうような状況です。時間も余っているので、暇つぶしに沖へ出て、筋子を餌に釣り針を入れると・・

岸からじゃ釣れない「オヒョウ」がバンバンつれるわけです。
(まさか将来、自分がこの魚の売買をするなんて夢にも思いませんでしたが。。w)
で、それを持って帰り、早速刺身にすると。。
身体の肉は寄生虫だらけ・ ほとんど食べられなかった記憶があります。




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