タコ高騰・・

2011-03-04 | 海外出張
ベトナム産のイイダコ、イワダコの引き合いが急激に増えています。
原因は明らか

原料不足→原料高騰→製品高騰(或いは、ノンデリ)→仕入れソースの拡大

という流れです。
私のように後発の会社は、大概、既存ルートでトラブルが起こったときに引き合いが来るわけです。
当然相場が高いときです。以前はせっかく頂いたチャンスをものにしようと損を出してでも商品供給をしたりしました。(いわゆる政策的な値段ですね)
まるっきり頭の悪い仕事してましたね。。。笑 スポットの引き合いも長期的な契約もごっちゃに考えていたのが以前。
今は、単純な合い見積もり(ひどい場合は、既存の客先とのネゴの資料にだけされる)なのか、しっかりとした計画に基づいて検討して頂いているのか見極めたうえで、対応させて頂いています。

今日もタコの話しを2件いただきました。
無理をしないで正直に価格のお話しをさせていただくと結構解っていただけるもので、良い流れになりそうです。

さて、そのベトナムのイイダコ、いわだこ。
元来この時期は漁が無いのですが、今年は異常。他国からの買いも入り、旧正月の後は若干落ち着くはずの相場もぐんぐん上がっている状態が続いています。

日本向けにタコ焼き、お好み焼きを作っている某工場は、末端の売価変更ができないため(もちろんお客様の了解を得てですが)、具のタコをどんどん小さくし、キャベツやら粉やらを増やしているそうです。 (私のアイテムではありません)

今日商談をさせて頂いたお客様も、ここ数年価格は上がりっぱなしなので、多少上がっても驚かないとのこと。もっとも、今年の年明け相場は異常な推移です。

日本の市場でいえば、タコ焼き、お好み焼きなどの具材、シーフードミックス、タコワサなどの原料が上がっているということです。
某居酒屋チェーンさんは、イイダコ→いわだこに切り替えたけど、それでも高いので、どうやって増量させるかのテストをしている様子。
市場に影響が出るのは、5-6月ぐらいからでしょうかね・・?

たとえば日本向けに長期契約をしている工場は、価格の上方修正ができない場合(=原料が計算外の値上がり・・にも関わらず、契約の履行義務とかで、日本からは価格据え置きでの商品提供を強要されたりします) 結局、タコが捕れないことにして、ノンデリとなるのではないかと思います。

以上、注意喚起でした。。!!