![]() | おいしいハンバーガーのこわい話エリック シュローサー草思社このアイテムの詳細を見る |
主にマックについての話しですが、養鶏場や牧場でどのように動物を殺しているか、とか、精肉場や店舗の労働環境だとか、実際にはどのような肉と調味料を使っているだとか、ファストフードの戦略だとか・・・ 子供向けに書かれた本ですが、子供さんを持っている親こそが読むべき本ではないかと思っています。
この本より・・
「食べ物は、みんなが買う商品のなかで、何よりも大切だ。なのにたいていの人は、自分のたべものがどんなふうに作られているのか深く考えはしない・・
食べたものは身体の中に入って、その人の一部になる・・・ 健康で長生きするか、若死にするかを決める一因となる。食べ物は人の根本に関わる重要なものだ。・・・そんなに重要なことなのに、なぜ、ほとんどの人はファストフードについて深く考えないし、よく知らないのだろう。答えは単純明快。ファストフードを売る会社が人々に深く考えてほしくないから。・・・」
まさに・・・!

余談ですが、魚の商売をしていても、すでに水揚げ、あるいは冷凍された魚を扱いますので、我々自身生きている魚にお目にかかることはあまりありません。
魚って結構簡単に殺せますが、果たして牛や鶏はどーなんだろー。。と考えてしまうことがあります。以前勤務していた場所は品川。駅前の畜肉処理場へ牛を運ぶトラックをよく目にしました。
東南アジアの国々では、未だに自分の家で生きた鶏を捌くこともよくあるようです。市場でも普通に生きた鶏なんか売っています。
日本人は、食べ物について、本来の命を「頂く」というところからずいぶん離れてしまったような気がします。
