無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

あづみの自然農(2)新米をお釜で炊いて食す。

2008-11-16 22:32:31 | 出張菜園教室
本日ときどき

シャロムヒュッテの自然農学習会「あづみの自然農塾」http://www.ultraman.gr.jp/~sizennou/index.htmlは1泊2日の月一の自給菜園教室です。

昨日は、新蕎麦を石臼で挽き、打って食べました。

今朝は、は釜で新米を炊き、みんなが持ち寄ったご飯のお供で、幻の米「農林48号」をいただきました。

種を蒔いて、収獲して、調理して、いただく。そんな当たり前のことがとても嬉しくて、1粒1粒に感謝していただきました。

雨の中、塾生の一人がワークショップを企画してくれたお蔭で、
マイ箸作り、どんぐり・マツボックリアートを楽しみました。

写真は、午後晴れたのでみんなの畑で最後の収獲を楽しみ、軽トラで移動している様子です。

来月のギャザリング(自然農塾の同級会)で今年度の学習会は終了です。
最後に、味噌作り・野沢菜漬け・餅つきで終わりなのが寂しい感じです。

その一方今回集まったメンバーも一生の共になるような感じがするので寂しくないかもしれないという想いもあります。

お客さんを超えて「友であり、師であり、弟子である」そんな人間関係が大好きです。
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あづみの自然農塾で、「そば処ふじもり」さんと蕎麦打ち教室

2008-11-16 01:29:28 | 出張菜園教室
本日のち

昨日からの研修生のトラクター研修を無事終了させ、セツゲン大麦も種蒔きが終わりました。

うちの研修以前にトラクターを運転したことが無かったので良い経験になったそうです。

うちでは、年に1~2回トラクターで耕す場合があります。

そして午後は、1泊2日のシャロムヒュッテでのhttp://www.ultraman.gr.jp/~sizennou/自然農塾です。

今日のテーマは、蕎麦・お米の脱穀、そして蕎麦打ち教室でした。

8月に蒔いた蕎麦を一緒に脱穀し、ごみを飛ばし、
友人から借りた石臼で挽きました。

そして、同じく長野県安曇野穂高にある「ソバ処ふじもり」さんに講師を頼み、一緒に蕎麦打ち教室をやってもらいました!

ソバの三立てです。「挽き立て、打ちたて、茹でたて」は最高でした。

畑で採れた野菜ののかき揚げに、玄米おにぎり、そして一品持ち寄りで終始楽しくにぎやかに蕎麦打ちが出来ました。

来週は、別の畑の生徒さんとキムチ教室です。

毎年少しずつ種から保存食加工、食事会といろいろな人と縁が結べ本当に嬉しいです。

明日も朝が早いので、なさい~
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丹波の黒豆の収獲

2008-11-14 18:42:59 | 自家採種
本日

今日は、昨日脱穀を終えた在来大豆(青バタ・丹波黒)を唐箕(とうみ)にかけ風選をしました。

丹波の黒豆は、丹波地方でしか採れない貴重な大粒の高級黒大豆。

お正月の煮豆で重宝されているお豆です。

今では九州・山陰地方で生産され、京都で売っているので、丹波地方の生産量より出荷量の方が多いのも頷けます。

実際、丹波黒豆の種子を購入しても、風土の違うここ長野県安曇野では育ちが悪かったです。

ところがうちの丹波黒豆は、自然農仲間から譲ってもらった貴重なもので、その友人の師匠(長野県在住)が自家採種し続けていた丹波黒豆でした。

ですから、栽培の難しいとされる丹波黒豆が、比較的簡単に、良質なものが収獲できます。

そのわけは、自家採種にあります。

自家採種することで、親が子に風土などの環境教育をするためか、なぜか他県や外国産の種子に比べて自家採種したものの方が、栽培が簡単になります。

遺伝的には変わらないのに不思議です。

例えるならば、
日本人と、純日本系同士の日系ブラジル3世は、顔は同じでも性格や習慣が全く違ってきます。

今年も無事収獲できた信州在来「丹波黒豆」に感謝です。
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「強制換羽」疑惑

2008-11-13 23:48:40 | 日々の自然菜園
本日

暖かい陽気と、山の紅葉、そして満月。
今日は本当に美しい日でした。

本日の自給できた有性卵は5つでした。

120点です。7羽中5羽が産んでくれたことになります。

出来すぎなくらいで、3割自然自給養鶏を目指しているので、嬉しい反面ちょっぴり反省しています。

昨日読んでいた本に、自然養鶏のことが載っていたことが思い出されます。

『強制換羽』…水だけの断食状態にして、鶏の羽の換羽を促し、産卵率を高める方法。秋から冬にかけて、産卵率が下がるので有効。などと

つまり、ちょうど霜が降りてから10日くらい経ちますが、寒さのストレスと、食事が足らず飢餓状態の2週間前。

もしかして、期せずして『強制換羽』に近い状態になった様子。

確かに羽が生え変わり、飢餓状態で鶏たちが暴走し、6羽つぶして
残り8羽に餌が十分に与えられた。

その結果として、5個の産卵。(産卵率7割)

鶏にとって良かったのか!?
疑問は残るものの

いろいろ学ぶことが多い養鶏です。

はじめてみないとわからないことばかり。

これからも鶏をよく観察し、鶏の本性と生活を考えていこうともいます。
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鶏の放牧&在来大豆(青バタ)の脱穀始まる。

2008-11-12 21:05:23 | 自然菜園の技術 基本
本日

今日は、研修生が久々に静岡の出張から帰ってきたので、たまっていた仕事を一緒にしました。

今年初めて収獲・調整できた赤蕎麦8.5kg。金ゴマ850gは感動でした。毎年少しずつ自給できるものが増えるのは、とても豊かな気持ちになります。

そして、今日は在来大豆(青バタ)の脱穀を足踏み脱穀機で行いました。

【大豆の収獲法】
大豆の収獲は、午前中。脱穀は、日中がベストです。

午前中は、朝露などで大豆がはぜずに無事収獲できます。
晴れた日中は、大豆の莢が乾燥しているので、とても脱粒しやすく脱穀しやすいです。

今日は、鶏を二羽畑に外出させました。

自然養鶏を研究していると、鶏を鶏舎で飼うことの不自然さを感じます。

というのも、鶏舎がどんなに広くても、整備されていても
餌や環境に制限が多く、鶏が食べたいものが食べたいだけ準備できないからです。

餌を自給しようと思うと、二つの選択に悩みます。
1)あるもので餌とし、卵は自然にまかせ、準備できる餌の量で鶏の数を調整する。
2)あるもので餌としながら、卵も産んでもらい鶏どうしの喧嘩を防ぐ意味でも餌をプラス(買う&集める)する。

うちの場合、1)を選ぶなら、鶏の数は2羽が精一杯かともいます。

家内がお菓子を作るので、卵を毎日2~3個ほどほしいので2)を選び、鶏は8羽(内♂1羽含む)で、野菜くずなど以外にくず米・米糠・フスマを集め、トウモロコシ・魚粉・くず米を購入しました。

寒くなり、毎日よく食べるものも(鶏の欲求も)変り、ある鶏は野菜。ある鶏は、虫。ある鶏は、おなかいっぱいといった感じです。

今日は、実験的に畑に連れ出し、放牧させてみましたところ、大豆と大豆の間の土中のなにか虫みたいな物を一生懸命啄(つい)ばんでいました。

今回の放牧で、鶏が嬉しそうに啄ばむ姿から自給型自然養鶏では、時に放牧し鶏の志向にあわせてあげることも大切だと思いました。

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友人の田んぼで稲刈り会

2008-11-11 23:50:16 | 日々の自然菜園
本日

今日は、「在来大豆(青バタ)の収獲」が始まりました。

そして、11年間で一番良く出来た里芋それも、福井在来『大野芋』の収獲、そしてはじめてまともに育った「生姜」も掘ってみました。

新生姜はさっそく、自家製の日本みつばちのハチミツと一緒にお湯割で頂きました。買って食べる生姜と全くちがう鮮度とスッとした香りは、
風邪の身体を癒してくれます。

『大野芋』は幻の在来種の里芋で、
収量は多くはないが、そのネットリとした食味は類を見ないとても期待させる芋です。食べてみて評判通りの場合、年間『自然栽培やさいギフト』の方限定でお届けしようと思っています。

今日は、友人の田んぼをみんなで稲刈りしました。

友人は、冬場に酒蔵に酒を作りに行っているので、いつも彼に農機具などお世話になっている仲間が集って、稲刈りをしました。

写真はみんなで持ち寄ったお茶をしている一枚です。

写真を撮っているのは、地球宿のオーナーの増田さんhttp://chikyuyado.com/
僕の後ろにいる方は、地域で減農薬・自然農業で果樹(りんご・桃)などを営んでいる松村さんhttp://www.ogurayamashop.com/

最新号のフリーペーパー88http://www.wacca.com/88/index.htmlに掲載されているお二人です。

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ついに終了玉葱の定植

2008-11-10 23:46:40 | 日々の自然菜園
本日時々

今日は、家内と映画『レッドクリフ』http://redcliff.jp/index.htmlを鑑賞にいってきました!

フー・ジュン演じる趙雲(ちょううん)小龍がカッコよかったです。

今日は、10日にもわたる長き玉葱定植という大仕事が無事終わったご褒美の映画鑑賞でした。

風邪をこじらせたり、鶏を絞めたり、名古屋に行っていたせいもありますが、

過去最多の1000本以上の耕さない畑への一本一本の手植えでした。

自然栽培をはじめて11年。最難関は玉葱です。

玉葱を自然に育てると、うまくいくとピンポン玉程度の大きさ~大きくてゲートボールサイズです。

売っているような玉葱は、相当の肥料と機械で作られています。

自家用の玉葱は、7月に収獲して4月5月位まで余裕で貯蔵でき、
なおかつ、自然栽培ならではの風味を活かしたいのです。

そうすると、できるだけ肥料に依存せずに
土そのもので、じっくり育ててあげる配慮が必要になってきます。

そのためにも、土の構造を壊したくなかったこと、
有限な石油エネルギーを省エネしたかったこと、
こだわった育て方をしたかったので、

1000~2000本の玉葱を鍬と手で頑固に植えてしまったのです。

そして、玉葱の自然栽培の難所は、育苗でした。

通常の育苗は、
有機堆肥と化学肥料、そして大量の水を要します。

今回は以下のように育てて見ました。

【玉葱の自然育苗研究中】
1)夏野菜の踏み込み温床(落ち葉+米糠+草+生ごみコンポストなど)の跡地を表面5cmだけ整地し、
2)すじ(条)に種を蒔き、クン炭を撒いた後よく踏みます。
3)生長に合わせて、ジョウロで水を補い、除草。
4)玉葱跡地に、正月用のホウレン草を蒔く予定。

とにかく、5種類の固定種&交配種(F1)を蒔きました。
買ってきた苗も3種類追加し、品種さと、自然栽培の玉葱を極めていこうと思います。

明日からは、大豆の収獲&脱穀。
来年の準備に、自家採種後半戦です。

自給農業はやっぱり面白いです。
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鶏の解体(鶏鍋&焼き鳥)

2008-11-09 23:41:34 | 日々の自然菜園
本日

いよいよ、鶏の解体の日です。

結論から言うと、「鶏の旨さ」「食べるまでの過程」「食といのち」について考えるのではなく、体験として深く行動できた日でした。

そもそも食べるつもりで多めにいただいた廃鶏でしたが、
いざ飼ってみると、おとなしくかわいくなつき、クリスマス・年越し用に少しさばこうか迷っていました。

最近、非常に朝夕が寒くなり、霜も降りるようになった先週から鶏の状況が一転しました。

というのも、あれだけ大人しかった鳥たちがいじめをはじめ、はじめは一羽、翌日は3羽つつかれ毛もなくなり、出血した肌をさらに突かれるような惨事が起こり始めました。

はじめは原因もわからず、
餌の質や量を増やしたり、寒さ除けに藁を鶏舎にかけたり、牡蠣ガラの量を増やしたり、いろいろやってみました。

そのうち、突きがエスカレートし、14羽中の4羽は餌も食べられない状況に悪化してきました。

そこで、日中弱い4羽を別の小屋に移し餌を別にあげ、突き鶏を更に隔離したり、寝る前に餌をもう一度あげたり色々しました。

そして、どうやら寒さに弱い品種で、寒さがストレスとなり、餌も足りず、鶏の数も多いことが原因だとしぼれてきました。

そこで、急きょ今朝♂1羽♀5羽を畑で絞めました。

うちの家内が鶏の解体経験者ということもあり、事前に打ち合わせをし、
速やかに、衛生的に絞めました。

事切れる、生温かい鶏にお別れをいい、
大家さんの庭を刈り、毛をむしり、今朝研いだ出刃包丁で内臓を痛めないように、慎重に暗くなるまでかけて解体しました。

お世話になっている方を呼び、
夜は、昨日収獲したあの『松本一本葱』を使い、焼き鳥&鶏鍋を作りました!

生後500日余りの鶏の肉は、噛みしめれば旨みが口の中でほとばしる風味豊かなお肉でした。
野菜と一緒に煮込んだ鶏鍋の汁は、コクがあり、体温まる一品でした。

出張中の研修生には帰ってきたらモモ肉をご馳走しようと思います。

さん、命を絶ってごめんなさい。
そして、いのちをありがとうございます。

明日から残りのが平和と静寂を取り戻してくれたらと思います。


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日本みつばちの冬支度始まる。

2008-11-09 06:05:46 | 日々の自然菜園
本日
いよいよ鶏を絞める。かわいそうだが、このままではもっとかわいそうな感じがする。鶏については、後ほど

昨日は日本みつばちの巣箱を冬バ-ジョンにしました。

西洋ミツバチに対して、耐寒性がある在来種ですが、ハチミツをもらった後は、越冬できるかは養蜂家にかかってきます。

冬支度は、お気に入りのコーヒー店「おみの」さんでいただいた麻袋を日本みつばちの巣に巻いてあげること。場合によっては、入り口から入る空っ風をしのいであげることです。

来年からは、巣箱にハチミツ巣を最小限残しておき、
砂糖給仕を辞める方向で行こうと思います。

その分、採蜜が高度テクニックを要しますが、
蜂のいのちと比べたら大したことはありません。

今年の冬は、少し新型巣箱を多めにつくって
来年からより自然養蜂できるようにしようと思います。


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極上の松本一本葱の収獲はじまる

2008-11-08 19:09:43 | 日々の自然菜園
本日

肌寒い風の強い一日でした。

風邪は全快にむかいつつあります。

今日は最後の畑での自給菜園教室でした。(正確には、本格的キムチづくり教室が最後ですが)それも無事終り「ほっ」としています。

地主さんの好意ではじめて3年。
生徒さんも20人弱。

各々に、収獲を満喫できた野菜や、収獲できなかった野菜。
自然栽培の野菜の旨さに惚れた方。
去年よりうまく育って満足げな方。
日本みつばちの養蜂に夢中だった方。

様々な出会いと思い出があった年でした。

寒くなると栽培もいよいよラストになってきます。

白菜の収獲前に、今日は大根・ゴボウ・赤ソバいろいろ無事出来ました。ありがたいことです。

今日は、霜も降りてきて甘みの乗ってきた『松本一本葱』も収獲出来ました。

『松本一本葱』は、長野県松本の在来の長ネギです。
全国的に有名な群馬の在来種『下仁田ネギ』の系統です。

丹念に土を寄せ、お盆過ぎに植え替える伝統農法で育てた白く長太く曲がった『松本一本葱』は、11月に入ると霜が降りるととても甘くなります。

安曇野・松本平ではお鍋をはじめ冬の味覚として『松本一本葱』を冬の間楽しみます。

今日聞いた話ですが、『松本一本葱』をオーブンで焼き、バルサミコ酢でいただくと極上のうまさといいます。

さっそく、今晩治りかけの身体にご褒美として食べようと思っています。

明日は、を絞めて鶏鍋に『松本一本葱』を使ってみよと思います。

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