無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

ダイコンの混播と日々の野良仕事

2018-08-10 00:01:10 | 日々の自然菜園

新刊発売中!!さっそくの重刷決定!ありがとうございます。第一弾!『とことん解説!タネから始める 無農薬「自然菜園」で育てる人気野菜』(洋泉社)
今までの自然菜園でわかりにくかった点を見事に解説!最新技術を加え、決定版になっております。


第二弾!4/19新発売『プランターで寄せ植え野菜』
プランターは、失敗しやすいものですが、基本を守れば、とっても簡単です!今回は、寄せ植えで2~3種類の相性の良い野菜を混植し、1枚のメニューになるようにイラストと写真でまとまっております。プランタ―だけでなく、庭や菜園でも使える組み合わせなので、参考にしてみてください。

本日、のち

先ほど、千曲市の自給稲作講座も無事終わり、帰宅しました。
明日から、山梨県の上野原での大地の再生&自然菜園コラボ講座に行く前に、夜間は灌水しながら昼間は、自然観察と日頃のお世話をして出張前に備えております。


不耕起初年度の田んぼも無事出穂が終わり、無事開花期に入りました。

想定以上に草も抑え、田植えは予想以上にかかったので、その分の生育格差は否めませんが、8割以上の出来で、あとは水管理を中心に稲刈りまで根と葉を育てていきたいと思います。


ここは、春野菜を耕して(半不耕起)育てたところ、収穫後にシュンギクが種を結んできたところに、草の上からダイコンの種まきを行うために、あえて草を伸ばし放題にしておきました。




その草の上から、2種類のダイコンとシュンギク、カラシナ、カブなどを混播して播いてから、


丁寧に草を地際から刈って敷くことで、ダイコンの種まきは完了です。

不耕起の畑でダイコンを種まく場合は、草の上からが一番いいですし、1週間早く播種することで、じっくり太く育てたいと思っております。






モロヘイヤの脇に去年の夏野菜のコンパニオンプランツのネギの生き残りがいて、モロヘイヤの生育がそこだけ著しく悪かったので、抜いてみました。

葉ネギの九条ネギとは思えず、新タマネギのようなぷっくらした九条ネギ。

モロヘイヤにはよくなくても、ネギには生育が良かったようです。

実際にこのように野菜の新たな相性を垣間見れるとき、なんでだろうとちょっと嬉しくなります。


モロヘイヤの株間に植えた地這えキュウリは、無事活着したようです。今後の秋キュウリの収穫が楽しみです。


ジャガイモ跡地の、タカキビ(メートルソルゴー)も意外とよく育っており、土を自然耕してくれています。

というのは、ジャガイモの土寄せができない位、硬い層が出てきたので、その硬い層を打破してほしく、ジャガイモ条間にタカキビ(メートルソルゴー)を蒔いてみました。

上野原から帰宅したら、メートルソルゴーの脇のジャガイモ跡地に、ネギを移植しようと思っております。

ジャガネギ交互連作に、背の低いタカキビを混植できるようになると、一層自給率も高まり、食卓が豊かになりそうです。


現在畝間灌水を終え、根を深く張り始めた野菜たちに、さすがに33日も雨に葉を洗ってもらえないのは切ないので、夜間、スプリンクラーで灌水しているので、あと1時間位起きて、位置をずらしてから寝ようと思います。

灌水した水が、野菜を大地を潤すだけでなく、地元の雲となり、雨、特に夕立を降らしてくれることを願って止みません。

最初にスプリンクラーで灌水された、野菜たちは、シャワーを浴びた後のさっぱり感のような爽快感がにじみ出ております。

明日は、草マルチを誘引を強化して、2泊3日の山梨出張で、帰ってきたら一回り大きくなっている野菜たちに会えればと思っております。




◆◇◆お知らせ◆◇◆

大地の再生&自然菜園コラボ講座8~12月(10月除く)のお知らせです。大きな視野で、大自然とつながりましょう!
一緒に矢野さんから大地の再生を学び、耕作放棄地の復活や里山整備、元田んぼの菜園化など興味のある方お奨めの自然菜園講座です。


3/8(木)スタート!! 千曲市戸倉創造館で2018年3~2月に千曲市教室開校します!!
『無農薬無化学肥料でもしっかりやればできる!自給稲作入門講座』

次回は、9/13(木)『はざがけ、脱穀から秋起こし』です。

場所:戸倉創造館2階会議室
日時:第2木曜日 18:00~20:45まで(全12回座学のみ)
受講料:1回1,500円、一括申し込み15,000円
対象:米の自給をしたい方。米作りが初めての方大歓迎!
参考テキスト:『自給自足の自然菜園12ヶ月』(宝島社)153~174ページ

●問合せ・申し込み先●
千曲市役所経済部農林課農業振興係服部
電話026-273-1111(内線7244)
Email:nousin@city.chikuma.nagano.jp(件名を「自給稲作入門講座」として送信下さい)




2018年土内容充実で、
城山公民館「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。
毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

この冬の菜園ができない時期にこそ、知っておいてほしい土づくりの基本を行います。
次回から2回にわたって、今度は菜園の環境を調え、病虫害を出にくくし、体力や持久力をつけるトレーニング(菜園プラン)にするのかを行います。
少量多品目を育てることは農家さんでも難しく、家庭菜園ならではの最低限の知識や工夫を学び、病虫害、連作障害が起こりにくく、それでいて野菜を育てれば育てるほど土が良くなっていく菜園プランをご紹介する予定
です。

今年度は、いつもの第1水曜日に
長野市城山公民館 18:30~21:25(当日、記録用動画撮影いたしております)
18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。
◆次回以降の予定
【テーマ】
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~野菜編~」
9/5(水)夏野菜の自家採種、冬野菜の種まき・定植のコツ「カブとミズナ」


お楽しみに~




現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座オンライン動画サイト試験発信中~
※有料サイトの都合、登録などの際に一部英語表記になっております。

※最新動画、「畑での野良仕事(実技編)」前編・後編もアップグレードできました。

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2 コメント

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大根の播種 (藤原健)
2018-08-12 08:52:54
おはようございます。安曇野校の藤原です。安曇野も一昨日ようやく20ミリ余りのお湿りがあり、ほっとしています。お忙しいところ恐縮ですが、質問させていただきます。
不耕起の畑への大根、カラシナ、カブなどの混播ですが、草の上から蒔いた後、草を地際から刈る際にまいた種が散逸するような事はないでしょうか。また逆に草を刈ってから種をまき、その後刈った草で覆うという順番ではよくないのでしょうか。
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ご質問ありがとうございます。 (竹内孝功)
2018-08-13 08:03:28
藤原健さんへ

そうですね。是非、実際両方やってみてください。自然が教えてくれます。きっと先に草を刈った方はほとんど出ない、出揃わないと思いますよ。

どのやり方も絶対いいのではなく、比較して初めて見えてくる学びがあるので、いわれた通りやるだけでなく、自分のやり方と教わったことを一か所だけ変えて育てると対象実験になって、いろいろ学べます。

「草の上から蒔いた後、草を地際から刈る際にまいた種が散逸」していいのです。

元々ばら撒きですから、端から順番に前進して刈れば、種も多少前進するだけなので、最初に均等に草の上から種をばらまきしておけば、こぼれダネのように自然に出てきますよ。

頭だけで行うと、短期的に、単一のものは成果が出やすいですが、自然に育てるとなると、想いと身体を一つにしていく必要があります。

自然界は、わかったことは氷山の一角で、その下に無数の自然の理が連鎖的につながって関連あっております。そのため、人のいいが、なかなか通じないことがよくあります。

氷山の一角の真理「自然の理」に沿って五感で自然と向き合い、氷山の下の無数の理と連動すると+の連鎖が続きます。

例えば、コンパニオンプランツも地表の虫よけ程度にしか思われておりませんが、実際は、土の中で根どうしが関連しあい、草も微生物や土壌生物もそれに反応し、来年、再来年、数年後にも影響が出るレベルで無数の連鎖を連動させてくれます。

自然界にある自然の理に適ったもののみ、持続可能で野菜が自然に育つわけです。

短期的視点(ミクロ、木の視点)、長期的視点(マクロ、森の視点)両方で観て、是非野良仕事に活かしてください。
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