映画『ダイハードⅡ』のエンディングで使われた曲が讃美歌であることを知る人は少ないかも知れない。讃美歌298番、この讃美歌の原曲はジャン・シベリウスの交響詩『フィンランディア』である。
19世紀末のフィンランドは帝政ロシアの圧政に苦しめられていたが、独立戦争が沸き起こりつつあった。当時、シベリウスのこの交響詩はフィンランドへの愛国心を引き起こすものとして弾圧も受けたが、その後“第二の国歌”として国民の支持を得ている。シベリウスは1941年、この曲を合唱用に編曲したが、これが『フィンランディア讃歌』である。
おお、フィンランドよ
見よ、お前の朝が明ける
夜の脅威は消し去った
・・・・・・・・・・・・
そして、この『フィンランディア讃歌』の中間部が讃美歌298番となったのである。いい曲である。
やすかれ、わがこころよ
主イェスはともにいます
いたみも苦しみをも
おおしく忍び耐えよ
・・・・・・・・・・・・
『ダイハードⅡ』の監督はフィンランド出身のレニー・ハーリン。故郷への思いを込めて、この曲を映画のエンディングに使ったのであろう。映画そのものの出来は『ダイハードⅠ』には及ばなかったが、格調高いラストであった。(山下)
ルーテル東京教会
19世紀末のフィンランドは帝政ロシアの圧政に苦しめられていたが、独立戦争が沸き起こりつつあった。当時、シベリウスのこの交響詩はフィンランドへの愛国心を引き起こすものとして弾圧も受けたが、その後“第二の国歌”として国民の支持を得ている。シベリウスは1941年、この曲を合唱用に編曲したが、これが『フィンランディア讃歌』である。
おお、フィンランドよ
見よ、お前の朝が明ける
夜の脅威は消し去った
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そして、この『フィンランディア讃歌』の中間部が讃美歌298番となったのである。いい曲である。
やすかれ、わがこころよ
主イェスはともにいます
いたみも苦しみをも
おおしく忍び耐えよ
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『ダイハードⅡ』の監督はフィンランド出身のレニー・ハーリン。故郷への思いを込めて、この曲を映画のエンディングに使ったのであろう。映画そのものの出来は『ダイハードⅠ』には及ばなかったが、格調高いラストであった。(山下)
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