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いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち

2018年07月02日 | 映画(あ行)

トホホな教授たちが協力しあって・・・

 

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本作は「いつだってやめられる 7人の危ない教授たち」の続編ということなのですが、
いきなりここから見てしまいました。
大学を追われ職を失ったピエトロ・ズィンニは、
仲間たちと合法ドラッグ製造で一儲けを企んだけれども、警察に逮捕されてしまう・・・
というのが前作のあらましで、
本作は収監されているズィンニのところから話が始まります。
まあ、ここから見ても十分に楽しめます。

さて、ズィンニは新型ドラッグ蔓延に手を焼いているパオラ・コレッティ警部から取引を持ちかけられます。
犯罪履歴の帳消しと引き換えに、新型ドラッグの捜査に協力してほしいというのです。
妻が間もなく出産を控えているズィンニは一も二もなく応諾。
仲間の教授たちも呼び集めます。
ここで前作では7人だったのが更に増えて10人となるわけですね。

そこでいろいろなドジを踏みながらも、一定数の新型ドラッグ摘発の成果は上がったのですが、
最も大手(?)の薬物が捜査上に上がってきません。
しかしある時、そのドラッグの成分からひらめきを得たズィンニは、
その製造一味のアジトを見つけ出す方法を考えついたのですが・・・。

専門分野には非常に優秀なのだけれど、どこか生きるのに不器用でトホホな感じのする教授たち。
しかし束になればそれぞれの得意分野を活かし、結構役に立つというわけなのですね。

あまりにも個性的な彼らを見ているだけでも面白いのですが、
ラスト付近の列車でのアクションとも言えないくらいのゆる~いアクションシーンがもう傑作で、
笑ってしまいます。
そしてついにしてやったり!!というところでまたどんでん返し。
しかも次作の予告編までついている。
え~、これで完結ではなかったのか・・・。
となるとやはり続きは見たくなりますよね・・・。
札幌でも上映してくれるのかしらん・・・???

<シアターキノにて>
「いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち」
2017年/イタリア/119分
監督:シドニー・シビリア
出演:エドアルド・レオ、グレタ・スカラーノ、バレリア・ソラリーノ、バレリオ・アプレア
おとぼけアクション度★★★★☆
満足度★★★★☆



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