映画と本の『たんぽぽ館』

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マトリックス レボリューションズ

2022年01月04日 | 映画(ま行)

圧倒的なザイオンの攻防戦

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マトリックスの三作目。
というか、前作「リローデッド」と本作はつながっており、二つで一つの話。
だから前作が本作の前置き的な役割で、大きな盛り上がりに欠けていた、
というのも無理のないことだ、と本作を見て大いに納得しました。

 

本作では冒頭、ネオは現実世界と仮想世界“マトリックス”との狭間に
閉じ込められてしまっているところから始まります。
でもそれはモーフィアスとトリニティの決死の働きにより、なんとか脱出に成功。

そしてようやく、本題の問題に向けてストーリーが動き始めます。
それというのは、残された人間たちが暮す地下深くのザイオンの街に、
マシンの放つセンティネルの大群が今にも到達し襲いかかろうとしているのです。
最後に残された人類の戦艦2隻のうち、一隻はごく狭い通路を伝いザイオンの救援へ。
そして、ネオとトリニティはもう一隻に搭乗し、
コンピューター本体の街、マシン・シティへ向かうことにします。

 

そして、このザイオンでの攻防戦がなんといっても圧倒的な質感と重量感で迫力満点。
群れとなって飛び交い襲ってくるセンティネル。
迎え撃つのは、ガンダムみたいなマシンを操る兵士。
ここの将軍が「ミフネ」という名前です♡

決死の攻防もむなしく、あわやのところで戦艦が到着。
センティネルの大群を一掃したかと思いきや・・・。

絶望的な一難去って、また一難。
それはない・・・。

結局、決着はマシン・シティへ向かったネオにかけるしかない。
なんとも心憎いストーリー運びであります。
マシン側では、実はマトリックス内でかってに増殖を始めて
内部の調和を著しく乱しているスミスの存在に困っていた、という事情が鍵になります。

なるほどー。
前作で何が何だかよく分からなかったところが、うっすらとは分かったような気がしてきました。
何度も見ればもっと分かるのかも知れないけれど、もういいかな?

とりあえずは、最新作を見るための復習としては十分でしょう。

 

 

「マトリックス レボリューションズ」

2003年/アメリカ/129分

監督:アンディ・ウォシャウスキー、ラリー・ウォシャウスキー

出演:キアヌ・リーブス、ローレンス・フィッシュバーン、キャリー=アン・モス、
   ヒューゴ・ウィービング、ジェイダ・ピンケット・スミス

迫力度★★★★★

満足度★★★★☆



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