今回のテーマは満族八旗。
清朝の中枢で権力をほこった特権階級です。
八旗というのは、清朝の政治システム、と考えていいと思います。満族が清をつくったときの民族混合軍が基盤になってます。
で、民族混合軍なんだけど、支配者の満族の八旗だけは特別扱いでした。北京内城に住めるのは、満族八旗の幹部だけね。
で、その旗の種類で、それぞれ住むところも決っている。
皇城は故宮のことです。
この内城の中が北京の中の北京です。私も某、皇帝直属の旗のエリアにおりますが、
住んでみて、本当にいろんな発見がありました。最高!
ガラス張りのモダンな茶館の入り口に、さりげなく黄色い布が結んであったりします。
自分たちは、镶黄旗の子孫だ、というアピールなんだそうです。わかる人だけにわかる、高度なお遊び。
ま、んなこと知ってても一文にもならんがな、という、関西人の私もいるんですが(笑)。
北京一、二、三中は元・八旗の学校でした。