東京プライド・パレード…残念ながら不参加・・・

　猛暑のなか、東京プライドパレードにご参加の皆さん楽しかったですか？
　スタッフやボランティアの方々は本当にお疲れ様でした。

　ぼくは、ちょっと夏ばて気味で体調が微妙だったのと、仕事が相変わらずハードなので、この酷暑のなかで体力を使うとちょっと……という判断で残念ながら今年は参加しませんでした。ホテルまで手配してたのに……。

　でも、今年は参加者が最高数で隊列2800人、沿道応援が1500人ということで、4300人もの人たちが、プライドを胸に歩いたり応援したということです。おまけに昨年に引き続き、保坂展人さん、福島瑞穂さん、川田龍平さんなどの国会議員さんたちも歩いたということです。

　ぼくが『クィア・サイエンス』の翻訳を終え、ちょうどパレードを狙ってロサンジェルスに著者のサイモン・ルヴェイに会いにいったとき、ロサンジェルスの市長やら地元選出の国会議員やらが大勢きて、スピーチをしていました。日本では考えられないことで、日本に帰ってきて友人相手に騒いだことがあります。
　それからほんの５～６年で、日本もそうなってしまいました。

　私たちはLGBTの代表を国会に送り出すことができませんでした。それについては真摯に反省しなければなりません。しかし時代は確実に動いている。こうして、私たちにとって生きやすい世の中を作っていくために、自分になにができるのかを考えていきたいなと思います。
　今回のパレードで、尾辻さんは元気な姿で登場し、またチャレンジすることを約束してくださいました。今年はじまったこの動きを、きちんと形にしていけるといいですね。そのためには、現状の「コミュニティ」ではまだまだ不足。今回の4300人と、行きたかったけれど行けなかった大勢の人が核となり、友達と話をしたり、ブログで発信したりすることで少しずつでも、輪が広がっていけるといいですね。