新装開店☆玉野シンジケート!

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CSグリルのハンバーグランチ

2007年10月20日 02時30分34秒 | グルメ情報
おそらく知らなければ前を通ってもここが料理屋であることにすら気付くこともないであろう中川区の線路脇にひっそりと佇ずむ一軒のグリルは、名古屋市内でも指折りの名店である。
本来高級なステーキの専門店だが昼は手ごろな値段で週代わりのランチを供している。
そのなかでも私がお気に入りなのがハンバーグだ。週替わりで、ランチは一品のみなので、タイミングがあわないと食べられない。

外界から分厚い薪のような木材を組み合わせた塀で仕切られた敷地に入ると、小さな、しかしよく手入れされた庭があり、建物にはにじり戸まではいかないものの背の低い扉から入る。
中は大きな一枚板のカウンターのみ。外は塀で仕切られているが、大きな窓が切ってあり明るく、圧迫感はない。薪の塀からも光が漏れてくる。打ちっぱなしのコンクリートと太い梁を組み合わせたシンプルながら力強い内装はこの店の料理にも通じる。親しい友人のうちに招かれたように落ち着く。

キリッとまとめられたコンソメスープに続いて、ハンバーグが運ばれてきた。
それほど大きくはないハンバーグには薄くパン粉が振られて、カリッと焼き上げられているが、中はしっとりとしている。それが外側を薄くおおう質の良いラードと混じりあって、ジワッと舌に広がる。ちょっと和風なソースがかかる。
付け合わせのモヤシもしゃきしゃき感を残している。
これだけ控え目ながら店が維持できるというのは、この良心的な料理に来た客が魅せられるからだろう。
家庭的な雰囲気とプロフェッショナルの技が結び付いている。

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