猪瀬直樹知事「首相がピッチャーなら東京はキャッチャー」「都議選には関与しない」(産経新聞) - goo ニュース
日本の標準時を2時間早く…猪瀬知事が提案(読売新聞) - goo ニュース
「地球は24時間どこかの市場が開いており、グローバル化に対応した交通体系が必要だ。
余暇の過ごし方も変わり、新たな需要も生む」と説明し、「二つの繁華街、渋谷-六本木間の
都営バスで年内にも終夜運行を始める」と表明した猪瀬直樹都知事の意見に対する異議が
5月21日の毎日新聞夕刊に掲載されていた。横浜国大都市イノベーション研究院長の
中村文彦教授によるならば、「東京は経済的に豊かな人は中心部に住めますが普通の人
は郊外から1時間とか2時間かけて通勤している。でも世界の主要都市は、中心部に住む
人の階層が幅広い。お金持ちでなくても15分とか30分の通勤時間の人が多いのです。
会社・繁華街と自宅の移動時間が短いから気軽に終夜運行を利用する人も多い。だが
東京では利用者がいるかどうか。経済効果も極めて疑わしい」として猪瀬都知事のアイデア
を「思いつきとしか見えません」としながら、さらに「外国の終夜運行は赤字です」と懸念も
示している。経済評論家で獨協大学の森永卓郎教授も「確実にサラリーマンにしわ寄せが
行く。しかも残業はサービス残業になりかねない」として「バブル時代の発想」とみなして
いる。4月17日に開かれた政府の産業競争力会議において、東京を「世界一ビジネスの
しやすい事業環境」にするために「東京都営交通の24時間化」を検討するように求めた
慶応大学の竹中平蔵教授の意見が不思議な理由は、インターネットがこれ程普及している
時に、わざわざ人が移動する意味があるようには思えないためで、自分の権力で他人の
人生を揺さぶることに快楽を覚えるドSをトップに立たせてはいけないということである。