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MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『県庁おもてなし課』

2013-05-12 21:39:29 | goo映画レビュー

原題:『県庁おもてなし課』
監督:三宅喜重
脚本:岡田惠和
出演:錦戸亮/堀北真希/関めぐみ/甲本雅裕/松尾諭/高良健吾/船越英一郎
2013年/日本

PR映画の代償

 高知県庁の職員である主人公の掛水史貴が勤務先の県庁に向かうために自転車をこいでいるその横からアルバイトとして県庁で働いている明神多紀が追い越していく。掛水も必死になって多紀の後を追うのだが、県庁に着くまで追いつけなかったシーンは、職員という安定した立場と、不安定なアルバイトという立場の仕事に対する意欲の違いが上手く表現されていたが、それ以外には特別感心するようなショットは無かった。逆に、これほど有能で、おまけに美人である多紀がアルバイトに甘んじなければならない高知県という場所は、だから有能な人間が上京してしまうのではないのかと心配になってしまう。さらに言うならば、高知県の観光振興部の「おもてなし課」は堀北真希をヒロインに起用したことにより、明らかに自ら女性職員の容姿のハードルを上げてしまっていると思う。


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トップに立つ人の楽観性

2013-05-12 00:46:19 | Weblog

「不快の念与えた」猪瀬知事、トルコ大使に謝罪(読売新聞) - goo ニュース
竹田理事長「懸念はない」=外国特派員協会で会見―20年五輪招致(時事通信) - goo ニュース

 2020年の五輪招致を巡り、国際オリンピック委員会(IOC)の行動規範に反してライバル

都市を批判するなどした猪瀬直樹都知事は10日の定例記者会見で、トルコのセルダル・

クルチ駐日大使に謝罪したことを明らかにし、東京招致委員会の竹田恒和理事長も同日の

日本外国特派員協会での記者会見において、イスラム諸国の仲違いを詰難した猪瀬直樹

知事の不適切な発言が招致に与える影響に関し、「知事が謝罪し、国際オリンピック委員会

(IOC)も問題は終結したと伝えてきた」と述べ、解決済みとの考えを強調しているが、問題

なのはIOCの行動規範やトルコの心情ではなく、立候補地が甲乙つけがたい時に、必ず

猪瀬の発言が選考委員の脳裏をかすめてしまい、真っ先に東京が脱落してしまうという

動かぬ現実なのであり、その致命的な墓穴をどのようにして埋めればいいのかを考えな

ければ問題が解決したとは言えないことくらいはトップに立つ人は理解しておいて欲しい。


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