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MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『モネ・ゲーム』

2013-05-17 20:21:24 | goo映画レビュー

原題:『Gambit』
監督:マイケル・ホフマン
脚本:ジョエル・コーエン/イーサン・コーエン
撮影:フロリアン・バルハウス
出演:コリン・ファース/キャメロン・ディアス/アラン・リックマン/スタンリー・トゥッチ
2012年/イギリス・アメリカ

贋作を購入させることと本物を盗むことの違いについて

 邦題通りに、本作はクロード・モネの2つの『積みわら』を巡る攻防のみならず、主人公で美術学芸員のハリー・ディーンが所有するシスレーの小品や、あるいはハリーの雇い人であるライオネル・ シャバンダーが泥棒対策として自分の名前にちなんで飼っていたライオンに襲われようとするハリーの背後に、おそらくアンリ・ルソーが描いたものと思われる森の中のライオンの絵画が掲げられているなど、様々な印象派の絵画を楽しむことは出来る。
 印象派の作品はシャバンダーのように接近して観賞するような質のものではなく、少し離れて観賞することで輪郭が鮮やかに浮かび上がってくるようなものであり、本作も印象派の絵画を観るような視点から捉えるべきものなのであろうが、タカガワが率いる日本のケーブルTV会社の交渉人であり、英語の堪能なチャックとテキサスのカウガールであるPJプズナウスキーとの‘禅’を巡る余りの‘相性’の良さには、ライオネル・ シャバンダーのみならず、観客さえも騙されてしまうであろう。ハリーが自分が所有している絵画を盗もうと企んでいることを分かっていながら、クロード・モネの『積みわら、夏の終わり』の贋作に関するハリーの説明をシャバンダーが鵜呑みにしてしまう原因は本作の最大の謎である。雇い主の作品を盗むという行為の辻褄を合わせるのに、ハリーがホテルに飾ってあった明の時代のツボを盗むという伏線では弱すぎるように思う。


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民主党の「公開大反省会」

2013-05-17 00:10:26 | Weblog

反省なき大反省会 民主“失笑ライブ”(産経新聞) - goo ニュース

 11日に行われた民主党の「公開大反省会」は民主党再生の最後のチャンスだったとして

日本国民に記憶されればまだ良い方で、反省会そのものの存在が忘却の彼方に陥り

そうな予感が既にする。せめて司会を田原総一朗にでも任せてガチで向き合わなければ

誰も本気で民主党を相手になどしなくなる状況にあることを民主党の国会議員の誰もが

分かっていないところが痛い。一番酷かったのは菅直人元首相で、反省会終了後、記者団

に囲まれると「久しぶりだなあ、こんなぶら下がりは。アハハハ…。政権運営について多少

分かってもらえたかな」などとのんきなことを言いながら、記者団に「本気で反省している

ようには見えないという意見もある」という問いかけに、菅直人は「そういう話は私の耳には

届いていない」と答え、同じようなことを再び訊かれても、菅は「そういう話は私の耳には

届いていない」と繰り返すだけで、要するに自分に都合の悪いことは聞こえないふりをする

のだから、反省など出来るわけがないのである。


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