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MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『きっと、うまくいく』

2013-05-22 23:54:36 | goo映画レビュー

原題:『3 Idiots』
監督:ラージクマール・ヒラーニ
脚本:ラージクマール・ヒラーニ/ヴィドゥ・ヴィノード・チョープラー/アルジット・ジョーシ
撮影:C.K.ムラリーダラン
出演:アーミル・カーン/カリーナー・カプール/R・マダヴァン/シャルマン・ジョシー
2009年/インド

伏線の活かし方

 あくまでも勉学の実質にこだわり、成功は後からついてくるものだと確信している主人公のランチョーと、人生の成功を夢見ながらテストの点にこだわるチャトル・ラーマリンガムの、工科大学における対決が軸となる本作は、インドの「エンジニア至上主義」に対する批判も込められているように見えるのだが、教育問題そのものを深く突き詰めることはないものの、171分という長尺の中でこれほどストーリーの伏線が丁寧に処理されている作品も珍しく、例えば、作品冒頭でチャトルが、ランチョーが逃げて隠れた部屋まで追いかけ、ドアを開けようとしないランチョーの部屋の前に小便をしたところ、部屋でランチョーが急場しのぎで作った装置をチャトルの小便が当たる地面にかざすことで小便から逆流してきた電流により感電するチャトルが、10年後、再び急所に同様の電気ショックをランチョーの教え子に浴びせられるなど、張り巡らされている伏線が満遍なく活かされており、興行的に成功している理由が納得できる仕上がりになっている。
 邦題を原題からではなく、ランチョーたちがしばしば口にする「All is well(全ては上手くいく)」から取られていることは悪くないと思うが、「きっと、うまくいく」という邦題は原語のように韻を踏んでいないためにいささか収まりが悪い。


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拉致問題の完全決着の方法

2013-05-22 00:52:54 | Weblog

北に利用された? 飯島氏の電撃訪朝で安倍首相は大恥(dot.) - goo ニュース
首相、日朝首脳会談へ意欲 自ら突破口、先月中旬決断(産経新聞) - goo ニュース

今回の飯島勲・内閣官房参与が北朝鮮を訪問は完全に北朝鮮の術中にはまったと考えて

間違いないと思う。北朝鮮の金正恩第1書記との首脳会談への意欲を示しているものの、

北朝鮮について「誠意ある対応をしない、約束を守らない」と語っている安倍晋三首相は、

拉致問題がどのように進展すれば解決したと見なすのだろうか 日本政府が認定して

いる拉致被害者のみならず、拉致された疑いが濃厚であるにも関わらず政府が認定して

いない特定失踪者も200人以上存在する。特定失踪者にさえ含まれていなくても拉致され

ている日本人も存在するかもしれない。つまり拉致問題は「誠意ある対応をしない、約束を

守らない」北朝鮮と交渉して解決する質のものではなく、北朝鮮の体制が崩壊した後に、

拉致されていた人たちが全員自ら名乗り出られるような状況になった時点でようやく解決

する質の問題なのである。


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