MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『どっこい!人間節 寿・自由労働者の街』 50点

2007-04-11 21:46:40 | goo映画レビュー

どっこい!人間節 寿・自由労働者の街

1975年/日本

ネタバレ

雪の降る町を

総合★★☆☆☆ 50

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 横浜にある‘どや街‘に集う労働者たちと暮らしを共にしながらインタヴューを試みた作品である。合同葬儀から始まり、暮れも正月が終わっても仕事が無く、酒を飲んでは体を壊している人々の話は聞いていて辛くなるだけなのだが、唯一驚いたシーンがあった。
 病気で体の不自由な秋田県出身の労働者に生い立ちを尋ねた時、彼はいきなり「雪の降る町を」を口ずさんだのだ。この曲はフィンランドの映画監督アキ・カウリスマキの1992年の作品『ラヴィ・ド・ボエーム』のラストでも使われている。その時も不意を衝かれて感動したのだが、カウリスマキの作品は‘計算’されたものである。しかしこの作品はドキュメンタリーなのだ。いずれにしても時代や国境を越える「雪の降る町を」という歌の力(=人間節!)に感動してしまった。


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