Michel Fugain "Une belle histoire" | Archive INA
サーカスさん『Mr.サマータイム』の歌詞
ミスターサマータイム
words by ピエールドラノエミッツェルフュガリュウマチコ
music by マエダノリオ
Performed by サーカス
それにしても最近の各局の夏の歌番組の特番は長すぎて、まだ内容があればいいのだが懐かしの
VTRは見飽きたものばかりなので、8時間くらい長尺でもレコーダーに録って1時間で見終って
しまう。それでも久しぶりに「サーカス」の「Mr.サマータイム」(1978年)を聴いて原曲は
どんなものなのか調べてみたら、意外なことに男性歌手のミッシェル・フュガン(Michel Fugain)
による「ある美しい物語(Une Belle Histoire)」(1972年)というものだった。既に多くの人に
訳されているようだからここでは思い切った意訳を試みたいと思うが、それにしても不倫の歌を
「ある美しい物語」と称して歌う男の心理は理解に苦しむし、その一方で、「Mr.サマータイム」は
不倫してしまった女性が懺悔している内容で、訳詞を担当した竜真知子は当然オリジナルの歌詞を
理解した上で訳している訳で、その深い解釈が秀逸だと思う。
「Une Belle Histoire」 Michel Fugain 日本語訳
これは美しいロマンで美しい物語
まさに現在進行形のロマンス
彼は家に帰るために霧の中を北に向かい
彼女は南フランスに下っていた
2人は路肩で出会った
ヴァカンスで賑わっていた高速道路だった
たぶん運命の日だったんだ
2人は天にも昇るよう
運命の贈り物だったんだ
次の日の心配なんかしていられない
2人は小麦畑の中に隠れて
風に身を任せて運ばれるまま
2人はまさに始まろうとしている人生について語りあった
2人はまだ夢見る子供だった
ヴァカンスで賑わっていた高速道路で偶然2人は出会った
たぶん運命の日だったんだ
あたかもあなたが運命を摘むかのように
2人は掌に空を載せ
次の日のことを考えることを拒絶する
これは美しいロマンで美しい物語
まさに現在進行形のロマンス
彼は家に帰るために霧の中を北に向かい
彼女は南フランスに下っていた
2人はヴァカンスで賑わっていた高速道路で
朝日が昇ると共に別れた
ヴァカンスは終わったんだ
2人はそれぞれの道を選んだ
お互いに手を振りながら
運命に別れを告げた
彼は家に帰るために霧の中を北に向かい
彼女は南フランスに下っていた
これは美しいロマンで美しい物語
まさに現在進行形のロマンス
Mr.サマータイム 2018/サーカス