MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

相変らずのあくどい手口

2010-06-10 17:12:55 | Weblog

番組きっかけの乳がん検診 TBSに医師らが中止要望(朝日新聞) - goo ニュース

 20~30代への乳がん検診の有効性に関して「科学的根拠のない検診を、正しい

情報を発信すべきテレビ局が行うことは倫理的に問題が大きい」とする要望書の

内容は極めて真っ当な意見であるし、私は逆に検診する際の放射線被曝によって

乳がんを患う可能性が高くなるのではないかと思う。このことに関するTBSの見解は

「要望書で指摘されている点は現在の医学界の基準的な考え方で、反論するところ

はない。ただ、40歳未満の乳がん罹患(りかん)者は年々増えており、あくまでも

自己責任・自己負担で検査を受ける事は意味があると考えている」というものだが、

散々視聴者心理を煽っておいて最後になって視聴者の自己責任という無責任振り

が相変らずのTBSの嗜みなのである。誰もが3ヶ月に一度血液検査をする郷ひろみ

のようになれるわけがないのだが、何らかの利権でもからんでいるのだろうか


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『鉄男 THE BULLET MAN』 60点

2010-06-10 00:12:59 | goo映画レビュー

鉄男 THE BULLET MAN

2009年/日本

ネタバレ

‘ダンス’なのか‘舞踏’なのか?

総合★★★☆☆ 60

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 2度あることは3度あるらしいのだが、当然のことながら1度目もあったわけで、そのことは『BOX 袴田事件 命とは』のレビューで既に述べた。渋谷を歩いていたらたまたま『鉄男』を上映している映画館の前を通ったので、以前から観るつもりでいた映画だと思って映画館に入ったのである。確かに主人公は外国人であったのだが、前回と俳優が代わっていると思いながら観ている内に、私は自分が観ているものが『アイアンマン2』でないことに気がついた。上映終了後、改めて確認すると‘鉄男’というのは‘アイアンマン’の邦題ではないことが分かった。実際に‘鉄男’というタイトルの副題は‘THE BULLET MAN’と書かれていたのだが、THE BULLET MAN’であるのならば‘鉄男’ではなくて‘弾男(たまお)’のはずなのであるが、タイトルをどのようにつけようとも、それは監督の勝手であるし、『アイアンマン2』の公開は今週末である以上文句をつけることもできずに映画館を後にした次第である。
 『鉄男』がいわゆる‘ヒーローもの’なのかどうか今は問わずにおいておくが、‘ヒーローもの’といわれる作品が物語を表現する‘ダンス’であるならば『鉄男』はあくまでも身体に拘る‘舞踏’であったはずである。だから今回の三作目もCGを使わずに変身シーンが撮影されたはずなのだが、有り体な俗情との結託による物語を加えたことで中途半端な‘超人ハルク’のようになってしまい、本来備えていたユーモアを完全に失ってしまっている。そもそも主人公のアンソニーが怒る過程が間違っている。物語の鉄則に則るならばまずはアンソニー自身が襲われても怒らずに気を鎮めることはできても息子のトムが殺された時には怒りが爆発するとなるはずなのであるが、順序が逆になってしまっているので、息子よりも自分の方が大切なのかと白けてしまうのである。ラストシーンも余りにも呆気ないのであるが、『鉄男4』の布石として期待したい。


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