ケンのブログ

日々の雑感や日記

九月十八日

2019年09月18日 | 日記
日本相撲協会の井筒親方が亡くなって
スポーツ新聞に井筒親方の弟
元関脇寺尾のしころやま親方へのインタビューの
一問一答が載った。
そのなかで僕の気に留まった部分を
コピペしてみた。

井筒親方はどういう存在でしたか

やっぱり兄弟なんだよね、基本的には。ま、俺ら※3人の自慢と言ったら、おやじとおふくろの子どもで生まれてきたこと。それが一番の自慢だと思うけど、井筒は一番最初におふくろとおやじの元に戻ったんかな。そう思うとね、気持ちも少し楽になる。

これからお兄さんの分も背負っていく

錣山親方 いや、背負うとか、ねえ。井筒は横綱育てた。背負うとかそんなんじゃない。やっぱり俺ら相撲一家で生まれて、相撲で飯食わしてもらって、相撲で多分終わっていくと思う。それだけです。だから、相撲協会に恩返し、井筒ができなかった分も少しでも協会にプラスになるように、汗かくしかないんじゃないですか。

※3人というのは井筒親方三兄弟のことです

しころやま親方が大相撲のテレビ中継で解説をしたとき
アナウンサーが土俵にあがっている力士の怪我について
言及したことがある。
するとしころやま親方は
「土俵に上がったらいたい、かゆいを言ったらいけません。
いたいかゆいのない人はいません。
いたいかゆいを言うのは相手に失礼です」という趣旨の発言をされた。
それを聞いたとき僕は
もし僕が相撲取りでこの人の弟子だったら
厳しい親方と感じるだろうな
毎日ピリピリだろうなと思った。
しかし、他方で勝負の世界ではとてもまっとうな考え方
いさぎよい考え方だなとも思った。

井筒親方にちなんだインタビューでは
上記の引用のように両親の元に生まれたのが自慢。
兄も先に両親の元に帰ったとおもうと気が楽
という趣旨のことをのべておられる。
本当に人間の死生観としてこんなに全うで
健全な感じ方はないのではないだろうかと
このインタビューの記事を読んだとき思った。

相撲一家に生まれて相撲で飯食わせてもらって
たぶん相撲で終わっていく
だから相撲に恩返しというのも
本当にいさぎよい考え方だなと思った。

伝統ある家に生まれた人は願わくば
こういう考え方をもっていただきたいものだとしみじみと思った。

今日、娘が虐待で死んでしまった女性の裁判の
判決が新聞に載っていた。
娘は死んでしまって元に戻らない。
そしてこの女性も死ぬときは来る。
その時この女性はどう思うのだろうとふと僕は思った。

死ぬときは願わくば念仏を唱えて
親の元へ帰っていくと思いたいものだなあとしみじみと思った。

蛇足だけれど横綱千代の富士が現役時代のしころやま親方
つまり寺尾を土俵に激しくたたきつけるように吊り落とした瞬間を
たまたま僕の母がテレビで見ていて
あれ、千代の富士あんなにひどい叩きつけ方
せんでもいいのに。といっていたことを思い出す。



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