ケンのブログ

日々の雑感や日記

桜が満開

2019年04月06日 | 日記
僕の住む地域で多くの桜が満開になっている。
たぶんここ一日二日がこの地域の桜の
盛りだと思う。
満開かと思うともう散り始める桜は本当に
盛りが一瞬だなと思う。
一年のなかで今がその時なんだなと思う。
土日にそれがあたったからタイミングがよかったのだと思う。

見ずやあけぼの露浴びて、
われにもの言ふ桜木(さくらぎ)を、
見ずや夕ぐれ手をのべて、
われさしまねく青柳(あおやぎ)を。

滝廉太郎の花 武島羽衣作詞
の二番の歌詞は上記のように
桜と青柳に言及している。
僕は古文の読み方に詳しくないけれど
見ずや というのは
見ないのですか いや見るべきでしょう
という問いかけなのだと思う。
極上に美しい歌詞。
日本の今の風景にぴったりの歌詞だと思う。
 
大阪イシンの会という政党の候補者は
なぜか男前の人が多いと思う。
その男前のひとりイケシタ候補の
選挙スタッフがウインドブレーカーを着て
昨日この選挙区選出の女性国会議員が
演説をしていたその場所に立っていた。
90才近いとおぼしき
おばあちゃんがその選挙スタッフに向かって
「イケシタさん頑張ってね」と言って歩み寄って
両手で握手した。
選挙スタッフは
「僕はイケシタ本人ではありません。
本人は今ちょっと席をはずしています。
じきに来ると思います」と言った。
「ああ、本人じゃないの」とおばあさんは言った。
ちょっと残念そうだった。
選挙スタッフも
「ごめんなさい本人じゃなくて
でも本人はじき来ます」と繰り返した。
おばあさんは残念な気持ちと
本人と選挙スタッフと間違えた恥ずかしさと
選挙スタッフも男前だからまあいいかという
気持ちが入り交じったような微妙な顔をしていた。
後ろの方で若い女性の選挙スタッフが笑っていた。
くだんの女性国会議員も
選挙カーの上から演説するのではなく
ビール箱の上に乗ったりあるいは
箱にものらずに人々と同じ目線の高さで
演説をすることが慣習になっている。
やはり時々ダッシュして握手を求める人がいる。
なぜかそれも女性が多い。
大阪らしい風景だなと思う。
おばあさんもちょっと春で気分が浮かれたのかも知れない。

滝廉太郎 花 歌 鮫島有美子

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