ケンのブログ

日々の雑感や日記

小椋佳さん オリビア ホランドさん

2020年07月28日 | 日記

僕が中学生から大学生くらいの頃にかけてよく聴いていた小椋佳さんの歌をユーチューブで何曲か聴いてみた。

どうするとこんなにしみじみとした歌ができるのだろうかと思った。


小椋佳さんって東大の法学部を出ている。なんか僕の偏見かもしれないけれど東大を出ていてあれだけしみじみとした味わいのある人ってそんなにいないような気がする。


それでネットで小椋佳さんのエピソードを調べてみると毎日新聞の記事としてこんなことが書いてある。


 ‘’東京大の法学部を出て銀行に入ったのは、官僚なんかって思ってたからです。地方出身の同級生には、天下国家を動かす人間になってみせるなんてのが結構いたけど、そういうこと言われると白けちゃうんですよ。

 サラリーマンだって、うちの料理屋に宴会に来て、社長とか上に立つ連中が威張っているの見ると、ばかばかしくて。偉くもないのに偉ぶりたいんだなって。そういう人が裏に回って白紙の領収書くれっていうんですから、なんだこれ?と。

 だから、父も母も政治家、官僚、サラリーマンが大嫌いでした。でも、僕は銀行のサラリーマンになっちゃって。オヤジは「お前、サラリーマンになるの? 俺も昔『赤字銀行』に3カ月勤めて辞めたけど、お前、もつわけないよ」って。赤字銀行なんて、うそですよ。お袋も僕の勤め先なんてどうでもいいって感じで。

 お袋が59歳で糖尿で亡くなった時、僕はアメリカに留学中で死に目に会えませんでした。しばらくして帰国し、お骨納めをしたんです。近所の人が集まって「(母の名)トクちゃん、にぎやかなのが好きだから」って宴会を催してくれ、酔っ払って皆で墓に向かいました。山の手じゃ考えられないですね。【聞き手・藤原章生、写真・藤井太郎】‘’


小椋佳さんが東京、上野の料理屋の息子だったって初めて知った。

そういう育ちがあるからかもしれないけれど、東大卒の中ではちょっと異色の雰囲気の方だなと思う。

今日の新聞の国際欄に映画「風とともに去りぬ」などに出演された女優のオリビア ハビランドさんが104歳でパリで亡くなられたと出ている。

新聞の記事には老衰でなくなったと書いてあるがその部分のAP通信の原文は次のようになっている。

Havilland died peacefully of natural causes.

日本語に逐語訳すると

ハビランドは自然な原因で平和に亡くなった

ということになるだろう。

平和に亡くなったというのは、せめて安らかに亡くなったと意訳すべきかもしれないけれど、、、。

どうせ死ぬならそんなふうに死ねればいいなと思う。

新聞にはハビランドさんが新聞写真に記載された年号から計算すると

88歳のときの写真が掲載されている。

88歳とは思えないすごい眼力だなと思えるようなお顔をされている。

それでハビランドさんの名前で画像検索すると女優として全盛期の若い頃の写真もいっぱい出てくる。

信じられないくらい美しい。アンビリーバブルという形容詞はこういう気持ちを表現するためにあるのかと思うくらいだ。

調べると彼女は日本で生まれたということだ。

彼女の両親が日本に滞在中に生まれた子だという。

不思議なご縁だなと思う。

僕は眼力があるというのは要するに気持ちが前向きでしっかりしているということのなのだと思う。

しっかりと気持ちを持つこと、そういうことを僕もできるだけ意識したいなと思う。


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