ケンのブログ

日々の雑感や日記

職場の風景

2018年08月07日 | 日記
日曜日に大阪北のターミナルに行って
ちょっと百貨店に立ち寄った。
バックパックの鞄があった。
見たことのあるブランドロゴが鞄についている。
ちょっとその鞄を背負ってみた。
僕がホームセンターで買った格安とも言える
バックパックの鞄とは背負い心地が全然違う。
僕が持っている鞄は背中の後方に力がかかる感じだけれど
ブランドロゴのある鞄は力が下の垂直方向にかかる
感じでなんか背負ったときの負担感が違うなと思った。
なんかこの鞄をひとつ持っておくのもいいかな
と思って購入することにした。
他の場所を回ってる間、鞄を取り置いてもらうことにした。
売り場の担当の女性は鞄をレジに持っていって
スマホくらいのサイズのタブレットを取り出した。
彼女はそこに出てきたアルファベットと数字が30ほども
並んでいると思われるコード記号を
取り置きの証明の紙に写し始めた。
いや、10桁くらいの記号が3行も並んでいる。
それをスマホのような画面を見ながら写している
これは大変だと思った。
人間がタブレットを使っているのか
タブレットに人間が使われているのか
わからなくなってくる。
チャップリンのモダンタイムスのような世界だ。
その店員さんが記号を半分くらい写し終えたとき
年配の男性の店員さんがその女性店員に話しかけた。
「僕の名札どこへ行ったかなあ」と。
女性店員からすれば目の前でお客である僕が待っている。
30桁ほどの記号をタブレットから紙に写さなければならない。
きっと写し間違いは許されないはずだ。
そして年配の店員の名札の場所も教えなければならない。
同時並行作業の苦手な人だったら癇癪をおこしてしまうところだと思う。
女性店員の方はレジのそばの引き出しから素早く
男性店員の名札を取り出した。
商品のコード記号も紙に写し終えた。
なんだかこういうときの男性店員の役回りは
とろいおじさんのように思えてくる。
名札のある場所くらいちゃんと覚えておけよという感じで。
でも、つらつら振り返ってみると
僕も会社に勤めていた頃
このとろいおじさんのような役回りを
けっこうやっていたものだなと思う。
とろいおじさんに対する耐性の強い人
そうでない人いろいろいる。
あるとき耐性の強いタイプの人に
どうして辛抱強くとろい人に教えることができるの?
と聞いてみたことがある。
彼女の答えはこうだった
とろいひとにちゃんと教えておかないと
また同じことを何度も聞かれたり
とろい人が間違ったことをすると
その尻拭いをするのは自分。
辛抱強く教えないと結局自分が損することになると。
こういう考え方だから辛抱強いのか
辛抱強い人がこういう考え方なのか
それは鶏が先か卵が先かという話だとそのとき思った。
もちろん耐性の弱い人は弱い人なりの
考え方、態度の取り方があるのだけれど。
それぞれの個性で世の中はなりたっているなと思う。
ちなみに僕の相手をしてくれた鞄売り場の
女性はとろい人に対する耐性がやや強いという感じだった。
あくまで僕の感じ方だけれど、、、。