Beetls breeding BLOG

世界のカブトムシやクワガタムシを飼育しています

インカツノ爆産

2012年08月28日 | Weblog

 いやぁ、良く産むとは知っていましたが、ここまでとは。
産卵セットしてから2週間、ケースとひっくり返すと卵がうじゃうじゃ。最初は数を数えていましたが50個を超えてからは数えるのを止めました。産卵セットは、大ケースで無添加のカブトマットを使用、温度は23~26度くらいでした。
卵は低温でも問題ないか実験のため一部は18度で管理しています。

クラッツクラッツは1頭だけ蛹になりました。羽化してくれればよいですが。

サザナミゴラ

2012年08月26日 | Weblog

 サザナミのメスがようやく羽化してきました。1ペアさえ確保できれば累代成功したようなものですが、1ペア揃うまでが苦難の道です。先ず前蛹から羽化までにたくさん落ちる、次に雌雄の羽化時期にばらつきがある、最後に繭が非常に脆く羽化までに割ってしまうとほとんど羽化しない。それゆえ、多数の幼虫を確保しておかないと累代に失敗します。
カブトマットにぶち込んでおけば勝手に羽化しているなんてこともあるのですが、幼虫時期に動物性タンパク質を与えておかないといけないのかな? 原因は分かりませんが何とか羽化率を上げたいものです。
今回は1オス2メスの新成虫が羽化しましたので、爆産させようと思います。幼虫飼育の羽化までの難しさに比べ、産卵は至って簡単。オスメス同居でカブトマットで産卵させれば1メスから幼虫50くらいは軽く採れます。有精卵なら2週間ほどで孵化してきます。ここは大型のゴリアテスとは少し違うところですね。

また東北、北海道で地震が連発しており、嫌な感じです。

アッサムシカ(フキヌキシカ)

2012年08月22日 | Weblog

 フキヌキシカが届きました。一時期はとんでもない価格で取引されていましたが、最近になって安くなってきました。
たぶんディディエールシカと同じ方法で産卵すると思うのですが、シカ系のブリードは最近上手く行ってないんですよね。
なんか一工夫いると思うのですが、良くわかっていません。

学名:Rhaetulus crenatus ssp.fukinukii
和名:アッサムシカ(フキヌキシカ)
産地:ミャンマーサガイン

マットカス

2012年08月21日 | Weblog

 カブトの糞にマットカス、菌糸カスにどろどろになった成虫管理マット、飼育をしていると多量のマット屑が出てきます。
皆さんはどう処理されてますか? カブトやウガンの糞はしばらく天日に晒してガーデニングの肥料に使えますが、菌糸カスなどは処理に困ります。
というわけで庭の片隅にマットカス処理用の廃棄場を造りました。コンパネを2枚買って半分に切り、四隅をL字金具で留めただけですが、製作コストは1300円と低い費用で抑えました。夏場にはカナブン幼虫が大量に湧いてあっという間にカナブンの糞だらけになってしまいます。

タランドスの産卵セット

2012年08月20日 | Weblog

 最近お気に入りの産卵方法がこれ。タランドス、レギウス、オウゴンオニの産卵に適用できます。
2000ccのガラス瓶にカワラ菌糸を2/3堅詰めし、1か月ほど放置すれば出来上がり。使う時にメスが潜り易いよう穴を開けて交尾済みメス、餌ゼリー、ゼリーの液だれによる腐り防止と成虫の転倒防止用に乾燥水苔を投入します。
注意点は、カワラ菌糸が少しでも持ちよくするために25度以下で管理。カワラの表面に溜まりやすい水分を飛ばすために穴径の大きな蓋を採用、メスが逃げ出しにくいよう2/3の分量にすることくらいでしょうか。
カワラ産卵はもうブリーダーの間では常識になりつつありますが、高い産卵材は要らないし、孵化した幼虫もすぐにカワラに馴染むし、メリットがたくさんありますよ。

この方法だとタランドスの産卵シーンが観察できることがあります。カワラを齧って産卵スペースを作った後に卵管を伸ばし、そのままで10分以上後ろ足で噛み砕いたカワラを押し込んで卵管の周りを固めます。固まった時点で卵管を引っ込めようやく卵が確認できます。産みたての卵はピンク色に近く、無性卵かと間違いそうな色合いですが、やがて普通に見られる緑色の卵へと変化していきます。

クラッツオオツノカナブン前蛹

2012年08月19日 | Weblog

 クラッツが1頭だけ前蛹になりました。他はまだ3令なので、この幼虫だけが飛びぬけて早かったことになります。
クラッツはここから羽化までがもっとも難しいんですよね。出来るだけ触らないようにして観察しようと思いますが、たぶん羽化まで行かないでしょう。
クラッツはずいぶん前に幼虫3頭だけ入手してペアを羽化させたことがあります。その時は飼育温度帯も何も情報がなかったので、25度の温室で羽化させました。ただこの時はうれしくて繭を割って新成虫を取り出してしまい、オスだけ落としてしまいF1でのブリードはかないませんでした。ブンブンでもクワガタでもそうですが、1カ月くらいか自力脱出するまで放置した方が良いですね。

学名:Mecynorhina kraatzi kraatzi
和名:クラッツオオツノカナブン
産地:Fontem , Cameroon

死虫の保管

2012年08月18日 | Weblog

 死んだ虫は展足して標本箱にきれいに収めたいところですが、活き虫をたくさん飼育しているとなかなかそういったことが出来ません。
私の場合、死ぬ直前くらいに酢酸エチルに入れて絞めてしまい乾燥させてから画像のように簡単なラベルを付けて、ナイロン袋に入れ保管しています。こうしておくと重ねて入れてもフセツが取れてしまうことも余りありませんし、QBOX40くらいであればたくさんの死虫が保管できます。死虫で満タンのQBOX40がかれこれ5ケースほど溜まってしまいました。展足して標本箱に納めるのは老後の楽しみとしてとっておきますか。

ペイロニスコクワ

2012年08月17日 | Weblog

 ペイロニスコクワが羽化していました。昨年夏にビッダで初令5頭を購入し羽化させたものになります。
幼虫飼育が難しい、癖があるようなことを聞いておりましたが、実際には5頭中4頭が普通の発酵マットで羽化していました。
先に2メスが羽化し、オスは幼虫だと思っていたのでネットで販売されていたオス単に飛びついてしまいましたが、後から掘り出したらうまい具合に2オス2メスが羽化しており、そそっかしいことをしてしまいました。
長期間寝る虫のようなので、15度一定温度のワインセラーで保管中です。

学名:Dorcus peyronis
和名:ペイロニスコクワガタ
産地:トルコ・アンタリヤ