山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

おぼろ月ではなく「おぼろ太陽」?「春霞」?

2017-04-03 20:58:55 | 風景
 朝起きて外を見たら、いつもの山が消えていた。
 ときどきこういう現象がみられる。
 太陽は「おぼろ太陽」?になっていた。

                               
 10時頃にはあっという間に快晴となる。
 季節の変わり目は天も戸惑っているのかもしれない。
 「朧」(オボロ)とは、夜の霧を言うらしい。

     
 「春霞」という言葉があるが、「霞」は学術用語でも気象用語でもなく文学的用語なので、天気予報では使われない。
 春の朝方や昼に起きることから春の季語になっている。
 したがって、きょうの様子はまさに「春霞」だ。
 消えた山がだんだん見えてきた。

                                
 「霧」と「靄」は気象用語で、「霧」は視界が1km未満、「靄」は視界が1km以上。 
 ちなみに、「霧」は秋に多く、秋の季語になってる。
 したがって、きょうの様子は厳密にいえば、「靄」と言えそうだ。

        
 ついでに、「雲」は大気中に浮遊する水蒸気が地面に接していない。
 「霧」はそれが地面に接している。
これらの区別はけっこう混乱していた。
 日々の日常性とは、曖昧な暮しのうえに成り立っている。 
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