急遽、焚き火することになる。というのも、伐採した裏山の樹の残骸が溜まっていることとブルーベリーの支柱に使っていた古い竹が大量に出たためだ。まずはホオノキの残骸を中心に火をおこす。むかし木の版画でよく使ったことがあるが、枝もナタでスイスイ落とすことができる。そのくらい柔らかいのでよく燃える。焼き芋はダッチオーブンで、コーヒーとクサヤは七輪を使う。
お昼を過ぎてからさっそく、定番のうどんにする。ほんとうは山仕事の合間に食べる奥多摩特有の「ズリダシうどん」の予定だったが、やっぱりうどんを煮過ぎたので、メニューを変更、オーソドックスに冷やした麺を麺つゆでいただく。ホウレンソウを投入したがこちらも煮過ぎてしまう。焚き火は火力が強いというのをつい忘れてしまう。
友人がイノシシのレバーと玄米餅を持ってきてくれたので、そのまま七輪で焼いていく。レバーには塩胡椒だけで味付けをする。一昨日捕獲したイノシシだそうで、美味しく食べることができた。これなら商品化できる味だと思った。
あっというまに、山のようにあった焚き木がなくなった。山へは10回近く焚き木を拾いに行ったので山の残骸もだんだんきれいになってきたのが嬉しい。しかし、残骸はまだまだ尽きない。毎日、焚き火しても大丈夫なくらいの量だ。また、夕食も残りのうどんをいただく。やや忙しいスローライフだったが、小春日和のような陽気の中のアウトドアライフはやっぱり「いいね」。