「高屋敷の十字路」の寄り道

「高屋敷の十字路」の各ページの更新コメントならびに関連〈ニュース&トピック〉拾い読み。

木っ端微塵に(05.04.22)

2005-04-22 19:50:08 | Weblog
高屋敷の十字路
十字路で立ち話し(あるいはワッツニュー)
から

暖房の境目がはっきりしないような日替り空模様を縫って
自転車散策の途中で木っ端を刻んだ神仏像を眺め歩いたら
どうやって区別したらいいのか分からない妙な気分になった。

山歩きをしていて県境を右へ左へ自在に跨ぐ面白さや
人がつくった境界線というものがとても不可思議な感じ
雲海の下に戻れば人間どうしの境目を突きつけられたり。

引き揚げ者だとか片親だとか学歴があるとかないとか
なぜ車を持ってないのとかあれやこれやのレッテルなど
どうでもいい境目があるようなないような線引きの数々。

そんなもの関係ないと知らんぷりをするうちに季節も変わり
春は新刊本を開くような匂いがして日々が砕かれ開かれる
なんてことも感じたりするから日々の人を愛おしんでみたり。

アレコレ区別し境界を見きわめた結果が差別や優劣を招いたり
境目を引くことはときにはとても困難なことを背負いそうに
なったとしてもだからといって内にも外にも逃げ場は見つからない。

衆を頼んで保護色に隠れてもそれなりの息苦しさがあろう
新緑に飛び込めばそれなりの毒素も飲まなければなるまい
花の季節に逝った人も誕生日を迎えた人も味わいはそれぞれ。
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