高屋敷の十字路
十字路で立ち話し(あるいはワッツニュー)
から
とっくに廃校の
同窓会の案内に
夏座敷の消印が
畳裏でとぐろを
巻いた青大将の
舌先に揺らめく
黄色い水着から
黒い水着へ泳ぎ
渡る少女の浜辺
林間学校を吹く
松林の風が運ぶ
母が綴った文面
未だに泳げない
私事を埋め隠す
砂浜の人さらい
昼寝する祖父の
鼾から抜けだし
川釣りの土手へ
十字路で立ち話し(あるいはワッツニュー)
から
とっくに廃校の
同窓会の案内に
夏座敷の消印が
畳裏でとぐろを
巻いた青大将の
舌先に揺らめく
黄色い水着から
黒い水着へ泳ぎ
渡る少女の浜辺
林間学校を吹く
松林の風が運ぶ
母が綴った文面
未だに泳げない
私事を埋め隠す
砂浜の人さらい
昼寝する祖父の
鼾から抜けだし
川釣りの土手へ