《黄金甲》プレミア＠香港

チョウ・ユンファ（周潤發）、コン・リー（鞏俐）そしてジェイ・チョウ（周杰
倫）ら《滿城盡帶黄金甲》の出演者が16日夜、アドミラリティのＡＭＣ戲院で開
かれたチャリティープレミアに出席した。皇帝を演じた發哥は皇后（役の）コン・
リー、最初の妻（役の）チェン・チン（陳瑾）、ジャスミン（陳薈蓮）と３人の
妻に囲まれてご機嫌だった。この日のプレミアには現在アメリカに滞在中のチャ
ン・イーモウ（張藝謀）監督は欠席した。

「皇后、最初の妻、本当の妻。美女３人に囲まれて本当にモテモテだ」と
ご機嫌だった發哥。オスカーへの意気込みを聞かれると「ノミネートされる
かどうかは運だから。僕は祈るだけだ。（中国での評価が分かれているが）
評価はいつの時代もそんなものだろう。ただ撮影から完成した今まで僕は
この作品は好きだよ」と彼なりに評価。
發哥はコン・リーについて「いつも僕を笑わせてＮＧを出させようとした。
しかもスタッフとか僕の普通語はヒドくてどうして北京で役者ができるのかと
悪口を言っていた」。これを聞いたコン・リーは大笑いして「そんなことは
言ってないわ。ただ普通語はあまり上手じゃないのねと言っただけ」とユーモ
アで返した。
發哥は元旦を過ごした後、新作《苦海（黄石的孩子》の撮影に戻る。

そのコン・リーは先週火曜日、母親の病気を理由にシンガポールプレミアを
欠席したにもかかわらず、その翌日に香港のアドミナリティで買い物している
姿を撮られ報道されている。「プレミアの当日に家族から連絡を受けました。
母は82歳と高齢なので心配ですぐに山東省に向かいました。しかし戻った時
にはすでに病状は安定していたので、水曜日に香港に来てこのプレミアに備え
ていたんです」。さらに別居が伝えられる夫との関係について「とくに問題が
あるわけではなく、仕事の関係で彼は北京に滞在し、私は北京と山東を行き来
しているんだけ」。子供は作らないのかと聞かれ「子供を育てるのは大変なこ
と。今はまだ仕事に専念したい」とし、来年は再びハリウッドでの映画出演に
チャレンジすることを明らかにした。

ジェイ・チョウは今回の自分の演技を「１０点満点の８点。まだ成長の余地が
ある」と自己採点した。今回のご褒美に車を買っては？と問われ「僕の車はス
ピードが出なくていつもパパラッチに追いつかれてしまう。こないだ台湾で
アーロン・クォックに会って、香港に行ったときに彼のスーパーカー”パガー
ニ・ゾンダ”に乗せてもらう約束をした。（買うつもり？）僕には高くて買え
ない」・
また19日に開かれる台湾プレミアでのために訪台する發哥とコン・リーに麻
辣火鍋をご馳走したい」と話した。　　　　　（明報、蘋果日報　2006/12/18）

ほかに写真は新浪網やＴＯＭ娯楽にたくさん

★北京に行ってきました。撮影中から「これは北京で見よう」と決めてたので。
《黄金甲》は上海のグランドハイヤットばりのギラギラのゴージャス作品で
　クラクラしました。でもこれって現在の中国に対する強烈な皮肉がこめられて
　いるように思えました。

　ストーリーはカンタンに言っちゃうと（いろんな意味で）お母さん大好き３
　王子と父親の悲劇。せっかく舞台を王朝にしたにもかかわらず、家族の問題
　だけで全く国政にかかわってこない。なので数十万の兵士を巻きこまないで
　ほしい（笑）。
　ジェイはまさに「１０万の敵にたった一人で挑む。」男でありました。
　これ、本当は『墨攻』のキャッチコピーです。すみません。リウ・イエは　
　最も悲劇の王子。望まぬ方向に巻き込まれ、もう会場から笑いが出るほど
　可愛そうで・・。

　「初日に北京で観る」が目的とはいえ發哥ったら北京のプレミアだけ欠席って
　どういうこと？北京から香港に飛ぼうかと一瞬本気で考えました（笑）。
　昨日のクラブワールドカップがなければなぁ。（友人の分のチケットを
　持っていたもんで。明日は台湾プレミアです。