チャン・イーモウ監督 香港でプロモーション

チャン・イーモウ（張藝謀）監督は昨日新作《滿城盡帶黄金甲》のプロ
モーションのため香港を訪れ、インタビューを取材をうけた。

この作品はかつて恋人だった監督とコン・リー（鞏俐）が別離のあと、
14年ぶりの合作となるわけだが「彼女は素晴らしい女優になった。
演技も成熟しさらに強くなっていた。役柄に真剣に入り込み、撮影中に
は積極的に意見していた。これは以前はないことだった」と絶賛。
コン・リーとチャン・ツィイーについて、「マスコミはいつも二人を比
べるけれど、比較はできない、人はそれぞれ違うんだから」

初めての合作となったチョウ・ユンファ（周潤發）については
「『男たちの挽歌』ではじめて見た時からあこがれていて、一緒に仕事
をしたいと思っていたが、今までチャンスがなかった。（これはジャッ
キー・チェンも同じで、ジャッキーとは09年に合作を希望している）
俳優の中で皇帝としての威厳、風格を持ち合わしているのが發哥だった。
發哥はとても親切で、撮影所に新疆人のシェフを呼んで来て爐を持ち込
み数百人のスタッフに羊を焼いてご馳走してくれたことがあった。これ
は撮影所はじまって以来の出来事だった。またアニキとして撮影中には
多くの建設的な意見を出してくれた」

ジェイ・チョウ（周杰倫）には「経験が多くないジェイが（ベテランの）
發哥やコン・リーを目の前にして緊張するのは当然なのに彼は真の演技
を見せてくれた。彼の”真実”をもった彼の目ヂカラはこの作品の大き
な特色となった」と賞賛を送った。監督が最も恐れるのは役者が表面的
な演技をして、リアルさがないことだという。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（星島日報　2006/11/01）

ちょっと可愛かったので ジェイ・チョウ編

　　　ジェイの入浴シーンです。

「黄金甲」 公式サイトオープン記者会見にジェイ・チョウ出席

１８日、北京で行われた《滿城盡帶黄金甲》の公式サイトのオープンセレモ
ニーにジェイ・チョウ（周杰倫）が出席し、この席上で主題曲《菊花台》の
ＭＶが公開された。ホームページはチョウ・ユンファ（周潤發）、コン・リー
（鞏俐）の２大国際スターよりジェイに重きを置いたものとなっている。

会見でジェイは「映画の分野ではまだ自分は新人だが、この作品については
自信をもっている。まだ未完成の段階で見たときもとても感動した。
音楽は一人でするが、みんなで協力しあって作り上げていく感覚が
好きだった。映画のために努力しあい、まるで大きな家族のようだった」
と映画出演の感想を話した。

さらにジェイは役作りのためコスチュームにも自分の意見を取り入れている
が、「映画に対して非常に興味があり、将来的には監督をやってみたいと考
えている。（そういう意味でも）チャン・イーモウ（張藝謀）監督から学ぶ
ことは多かった。人に優しく、さらに多く学ぶことなど」
さらにチョウ・ユンファについて「もともとロックが好きで、空き時間には
音楽の話をしていた。彼は想像以上に親切でユーモアがあり、いつもみんな
を楽しませていた。現場に笑い声が起こり、發哥がきたとわかった」と現場
での様子を明らかにした。

☆公式サイトはこちら
　新浪網のページもあわせて衣替え。
　
　このサイト、やたら重いけど（だから？）かなりゴージャス！！！！
　ローミング中にクルクルまわるジェイのアイコンが可愛いです。
　しかも主題曲《菊花台》の試聴という大盤振る舞いもあり。
　がんばってのぞいてください。

「黄金甲」「夜宴」 両方とも代表に

香港電影製片家協會は昨日の記者会見で陳木勝《寶貝計劃》、陳可辛
「ウィンター・ソング」、馮小剛《夜宴》、陳森《童夢奇緣》と
杜峯「エレクション」が11月台北で開かれる第51回亞太影展51回
に出品されると発表した。同時に《夜宴》は第79回米アカデミー賞
「最優秀外国語作品賞」の香港代表になったことも明らかにした。
《夜宴》は香港代表、張藝謀監督の《滿城尽帯黄金甲》は中国の代表
としてともに参戦することになった。（後略）
(明報　2006/9/29)

☆これで米アカデミー賞外国語賞の国代表は

　中国《滿城尽帯黄金甲》
　香港《夜宴》
　台湾《黒眼圏》
　タイ《INVISIBLE WAVES》監督：ペンエーグ・ラッタナルアーン
　　　出演：浅野忠信　カン・ヘジョン
　韓国「王の男」
　日本「フラガール」

發哥 「《黄金甲》の評判がいいのはあたりまえ」

チムサーチョイの香港文化センターで昨日「第二屆鮮浪潮短片競賽（短編映
画賞）」の記者会見が開かれ、名誉主席のジョニー・トー（杜峯）、監督
と親友であるチョウ・ユンファ（周潤發）が出席した。
二人は顔を合わせると、停まることなく話し続け、ひと段落すると發哥は監
督の肩をもみ、（いつものサービス精神で）カメラを向ける記者を喜ばせた。

囲み取材では發哥が出演している２作品について質問が及んだ。
《姨媽的後現代生活（おばさんのポストモダン生活）》はすでに台灣金馬獎
男主角に申請済み、《滿城尽帶黄金甲》も米アカデミー賞と香港金像奨への
参戦の可能性が報道されているが、このことに対し、それについて語るには
時期尚早だとし、「だいたい《姨》で、僕は主演男優ではなく、僕は助演。
今はまだ申請の段階だし、全てはこれから」。また《滿》の中国で７日間の
先行上映について聞かれると、突然笑い出し「製作会社がチケットを自分で
購入して配っているんだ。（好評と伝えられているが）自分で金を出して身
内に配っているんだから、評判がいいのはあたりまえ。先行上映の目的はオ
スカーの参加資格を得るためだけなんだ」とユーモアたっぷりに話した。

發哥はその他に来年３月にジョン・ウー（呉宇森）監督の《赤壁》に出演す
るため、今は馬術とカンフーの訓練をしている、今のところ、しばらくは引
退するつもりはないなどと記者の質問に答えた。
一方ジョニー・トー監督はこの短編のコンペが映画界に新しい力を注ぎこむ
ことを望んでおり、彼らの熱意（のこもった作品）は観賞する価値があると
語った。されに《放．逐》が金馬奨に申請したことに話題が及ぶと
「やっぱりそれか。（映画は）撮影が終わったら全ては終わり。それ以外の
ことは僕には関係ないよ。」
（蘋果日報2006/9/23)

「黄金甲」 先行上映がはじまった

昨日午前9時45分、北京の新世界電影館で《満城尽帯黄金甲》が
突然上映された。独自調査によると、作品に対して観客は80-100点
をつけている。

《黄金甲》の先行上映は場所と時間は公にせずに上映された。
チケットも珍しいシステムがとられた。
まず携帯電話で申し込み、ショートメッセージで送られてくる
当選通知を劇場窓口で提示し、購入するという仕組みだ。
またそのチケットも160元と破格だが、購入希望者が殺到している
という。

昨日午前9時45分、第1陣の観客が宣誓書にサインし入場し、公開
より三ヶ月早い観賞をすることができた。さらに他の作品を観よう
と劇場に来て、偶然この日の上映を知り思いがけず入場できた人も
いた。作品の出来を大多数は興奮し、「160元でも”値段だけの価
値がある”」「視覚効果が特に素晴らしく、コン・リー（鞏俐）の
演技が新鮮だった」と話している。
現場で行われた15枚のアンケートでは、1組が“まずまずだ”という
以外、残りは80分～100分の高得点をつけた。
「ストーリーがきめ細かく、完璧。「HERO」「LOVERS」以上の作品。
　とくに終盤での悲劇的なシーンにジェイ・チョウ（周傑倫）が唄う
《菊花台》が流れると涙を流す人も多かった」と高く評価している。
（京華時報　2006/9/21)

「黄金甲」 先行上映は今日から北京で

米アカデミー賞申請の「年内１週間以上の上映」という条件を
満たすために”今月23日から瀋陽で一週間のみの先行上映”を
行う予定だった《満城尽帯黄金甲》ですが、突然のニュースが！


《満城尽帯黄金甲》の新画面公司は”瀋陽での先行上映”を取り消し
　代わりに北京新世紀影院で本日から一週間上映すると突然発表した。
　18日、瀋陽で映画館の現地調査を行っていた製作人張偉平氏は、
　北京に戻ると、すぐに瀋陽の劇場へ連絡をいれ、取り消しを伝えた
　という。
　
　新画面公司の説明によると「昨日、瀋陽の映画館を調査した。設備は一流
　で新しく全く問題はないが、「HERO」上映時の経験から、映画館が繁華街
　に位置し、チケット配布の秩序が守られなかったり、奪い合いになる可能性
　があり（あの場所では）観客の安全を保証できない。観客の保護と海賊版
　盗撮防止を考えた結果、北京での先行上映に変更した」
（北京晨報　2006/9/20)

　☆なんだか初めからそう決まっていたような気がするなぁ。
　　それにしても北京なら行きたいぞぉ。一週間か、手帳手帳・・・・
　　

黄金甲、電影局の審査を通過

《満城尽帯黄金甲》はすでに電影局の審査を通過し、今月23日から一週間、瀋
陽での特別上映と12月23日中国全国における正式公開が確定した。
製作人の張偉平氏は興業成績について３億元（45億円）は固いと作品の出来上
がりに自信をみせている。 （新聞晨報　2006/9/19）

《滿城尽帶黄金甲》アメリカ向 予告編公開

アメリカ向け予告編が公開された。１分20秒のうち、チョウ・ユンファ
（周潤發）とコン・リー（鞏俐）が中心でさらにチャン・イーモウ（張藝謀）
監督の名がクレジットされている。
ジェイ・チョウ（周杰倫）の登場は２シーンだけで、クレジットにその名前は
ない。制作会社はこの予告編はあくまで海外市場向けであり、アメリカ、ヨー
ロッパではチョウ・ユンファとコン・リーは知名度の高いから（当然このよう
になっている）。
中国でのプロモーションではジェイを排除することはない。（明報　2006/9/2)


★というわけで、お待ちかねの予告編はコチラ。

さすが、チャン・イーモウ監督、色彩が見事です。
發哥は迫力あるけど、あんまり動いていないような・・

周杰倫の曲を、監督が絶賛

ポストプロダクション中の《滿城盡帶黄金甲》だが、29日、記者の取材に
製作人の張偉平は「ジェイ・チョウ（周杰倫）によるエンディングソングが
完成している。この曲を聴いたチャン・イーモウ（張藝謀）監督は非常に感
動した」ことを明らかにした。「ジェイはこの曲に彼の感情や真情を組
み入れている。私がプロデュースしていて、監督が曲をほめたのは初めて
だった」とジェイの才能を絶賛している。
　　また「この曲はスクリーンのイメージそのままだ。９月23日、瀋陽で
の上映ではじめて公表されるが、まずスクリーンのジェイのクールで眩いばかり
の演技を鑑賞し、最後にこの曲を聞くと観客はきっとおもわぬ感覚に陥るだろう。ファンのために瀋陽での上映後、シングルリリースも考えている」という。

エンディング曲に関しては多くの歌手が希望しており、特に那英の事務所が
強力なプッシュをしていたが、ジェイが出演していることと、彼の才能を
買い、最終的に那英を断り、ジェイに依頼した、といういきさつがある。
（後略）
（華商報　2006/8/30)

★後略部分は瀋陽の上映では盗撮防止には厳重に備える。
　観客はストーリーで、素晴らしい俳優の演技で、そして壮大な戦闘
　シーンで３つの感動を覚えるに違いない・・・といった内容。
　たしかに予告編（動画）を見た人が”作品の力を感じた”と言っておった。
　早よ、みたい～。