goo blog サービス終了のお知らせ 

あみものOTOKO

人と人とのつながりを 大切にしたいです。

勉強

2016-09-30 21:17:24 | 日記
格子戸をくぐって 石畳を10m位歩くと 家の玄関にたどり着き、玄関の土間で靴を脱げば 画像にアップしたように お客様をお迎えする飾りつけがあって、その奥のガラス越しに 中庭が見えるようになっています・・ 左右に座って居る お人形は 伸長 150cm位でしょうか・・ 玄関なのに 照明を落としてあるのは この子達の着物が 江戸時代の生地で 本当の振り袖の様に作ってあり 半襟も古い とても貴重な生地なので、強い光で 色褪せを防ぐためです・・ ここの部分だけで ( 玄関土間を含めて ) およそ 8畳間位になるでしょうか・・・ 敷地200坪、建物100坪の 純和風の 我が家の玄関先です・・・ と言いたいんですけど・・・残念な事に 私の自宅ではありません・・このお宅にお住まいになられているのは 上品な ご高齢な女性 おひとり・・・ まあ かなりの資産家の方ですし、お嬢様も いくつも会社をお持ちの経営者ですから・・ここも 何件かお持ちのお屋敷の ひとつ・・・ 画像のお人形は お嬢様が ご購入されたものだそうで、一体 20万位って言ってたわよ・・と お住まいの女性は仰っていましたけど・・・ それは 多分 お母様をご安心させる お嬢様の心使いで・・ おそらく ひとけた違うんじゃないかなと思います・・200万円だって言われても 全然不思議じゃないお人形ですから・・・ 詳細の画像もありますけど、著名な作家の作品ではないかと思いますので、ブログへのアップは ここまでにしておきましょう・・・ 手の指、足の指も 一本一本 丁寧な仕上げ・・おそらく これだけ細かい作業は まさしく 職人技の極み・・ 私が かなり興味を持って みていたので、着物の裾を捲って 足元を 見せて下さいましたけど・・ モスリンかなにかの生地でしょうか、足の指先まで 本当に美しく仕上げられ 上品な草履まではいていました・・・ 顔の表情は 和風ですけど、日本髪の結い方とか 目元 口元 は 現代の方の手によるものですねェ~・・・ いやあ~ ・・・ すごい人形を 見せて頂きました・・・・ このお宅には 応接間にさりげなく リースが飾られているんですけど・・・なんと べっ甲の簪を 50本くらい 惜しげも無く使ってある 見事なリースで・・・ まあ 見事な事・・・・ 白無垢の花嫁の日本髪にかざる あのべっ甲の簪ですから 一本でもかなり豪華なお品・・・ フゥ・・ ためいきしか 出ませんねえ~・・・ とっても いい勉強になりました・・・