1880年の今日生まれたというから、今から125年前に生まれたことになる。先日、全国障害者スポーツ大会が開催された。東京代表の青年は1500メートル走に出場、銀メダルに輝いた。
彼が知的障害と診断された時、母は不安に苛まれた。そんな母や家族に「苦難に負けず立ち向かっている、あなたの姿が皆の希望になる」との励ましが。“宿命を使命に”との強い生き方を学んだ。
一家は「言葉が出るように」など目標を定め、祈った。達成の喜びが、次への挑戦の力に。彼も中学1年生の時、教諭に勧められた100メートル走で1位になった喜びが、現在の活躍につながっている。友と一緒に今大会でメダルを獲得するなど、感動を広げている。
ヘレン・ケラーは、「人間を変えるものは環境ではなく、人間自身の内なる力なのです」と。視力も聴力も失い、話すこともできなかった彼女は不屈の挑戦で、人の唇の形、振動を手で覚え、ついに言葉を発する。さらに大学に学び、社会福祉に尽くした。
その陰に彼女の可能性を信じ、引き出した教師・サリバン先生がいた。心から励ましてくれる存在がいかに尊いか。自身の内なる力を信じることがいかに大切か。良き友と励まし合い、日々の挑戦で勝利のドラマをつづっていきたい。
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