Nさん
生まれつき、脳性麻痺のNさんは、外出するときには電動車椅子に乗っています。それも私が乗っているような安い電動車椅子ではなく、座位の高さが電動で調整できるしろものなのです。初めて彼女の操作で、それを見せてもらったときは、その動きにビックリしてしまいました。その電動車椅子に乗って彼女はどこでも行くことができます。車椅子の運転に慣れたころ、運転を誤り側道に横転して体ごと放り出されたことがあるといいます。その時に、周りにいる人がビックリして気がついてくれ、元通りに直してくれたといいます。Nさんは周囲の助けてくれた人に本当に感謝したといいます。この人達がいてくれるから、自分が自由に電動車椅子を運転できることに、素直に感謝することができました。
その彼女に、とくい技を訪ねたら、「何もない」と謙遜するので、「パソコンがあるやんか」?と私がいうと、そやったなあと言いました。彼女はパソコンで絵を描くことが得意なデザイナーなのです。もちろんエクセルやワードなどは、お手の物なのです。そんな彼女に嫌いなものを訊くと虫と答えました。最近、虫を手づかみできない人が増えているそうですが、私の年代では考えられないことです。ちなみに好きなものは、ポケモンのゲームだそうです。
それにしても、気持ちがやさしく、何でもこなす彼女は、アイコラボにとってなくてはならない人になりそうです。
Aさん
生まれたときから、両手両足が不自由なAさんの行動を見ている私にとって、Aさんのパソコンについてのハード、ソフト両面での知識の豊富さ、それにその正確性については、嫉妬を覚えるほどの圧倒性があります。アイコラボのみんなにも、このことは伝わったらしく、技術的に難しいことはAさんに訪ねて下さい。ということに暗黙の了解を得ました。このようなAさんにも嫌いなものはあるようで、訪ねてみると、虫ということでした。好きなものを訊くと、甘いものが大好きだそうです。お年を訪ねると29歳なので、結婚適齢期です。「私が婚約者に立候補」します。という人は、是非アイコラボまでご連絡を待っています。
Yさん
Yさんはアイコラボにとって、最長老で、人生のすいもあまいも知った、存在感のある人です。特に絵を画がさせたら、Yさんに勝ものはいないというほど、上手にイラストレータを使って、描いていきます。現在、58歳のYさん。まだまだ、これから頑張ってもらわなければいけません。
Yさんの障害の病名も“脊髄小脳変性症”による体の傾きらしく、私と同じ病名です。ですが、症状は少し違うようです。私はYさんのように傾きながらでも、歩くことができず、車椅子から立ち上がって前に歩こうとすると、ふらついてしまって、数歩歩くのがやっとです。こけてしまいます。私もYさんに負けないように、頑張りたいと思います。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kame.gif)
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