日々、感謝。

日々の何気ないことを、つらつらと綴っております。

キルラキル 完。

2014-04-01 11:40:52 | 感想
キルラキル。

わけのわからない良さのあるいい作品でした。

ガイナックスの流れを組む、トリガーのデビュー作として分かりやすい作品だったと思います。

最終局面は、幾らでも感動シーンに出来るだろうと思う所にギャグを突っ込み、
大笑いしながら泣くという始めての感覚でした。

僕はやはり人の成長とか抗いとか熱いシーンの胸にくると思いました、
死はある意味安直なので、その先にある自立とかの方が泣けます、

シモンが兄貴の死を克服したシーンとか、
マコが滑車回しながらの独白とか。

最終局面は、本当に面白かったです。
昔からアニメを見ている人は確実に面白かったじゃないかと思います。

昔のアニメのわけわからなさがそのまま演出として活きている。
そして展開の王道さ熱さ。

四天王の武装が最終的に、軽装になって打撃になるのはスクライドかと思ったり、
ガマ先輩が死んだ時のマコの泣き方がおかしかったり、ガマ先輩がグレンラガンになったり。

他にも声優陣も良かったです。

これまでのガイナックス作品に携わってきた人たちに加え大御所を揃え、
特に良かったのが、満艦飾マコを演じた洲崎綾さんだと思います。

マコは洲崎綾さんの声・演技がピッタリで、
キルラキルに漂う、わけわからなさに一役を買い、
良いタイミングで声優界に入ってきてくれたなぁと思いました。

他にも、柚木涼香さんはキャリアのある方ですが、
僕のイメージとしてはディスティニー2のリアラなので、
あんなに侠気のあるドスの効いた演技も出来るんだなと感心しました。

田村ゆかりさんも朴璐美さんもすごかったです、
ぶっ飛びキャラが全然空回ってなくて、
おそらくこんなキャラは始めて演じたと思うのですが完成度が高く、
ヤバさが良く伝わってきました、声優って凄い。

後は、これまでガイナックス作品に携わってきた、
檜山さん・小西さん・福井さんのグレンラガン陣、
特に、フリクリ・彼氏彼女の事情の新谷真弓さんの声が聞けたのが嬉しかった。

音楽担当の澤野弘之さんは進撃の巨人の音楽も担当していて、
他にも青のエクソシストやギルティクラウンもしているようです、
ギルティクラウンは確かに音楽は良かったです、音楽と作画は良かった。

キルラキルの熱い展開と非常にマッチしていてよかったので、
澤野弘之さんの名前を覚えようと思います。

これで、僕が気に入っている作曲家が、
菅野よう子・岩崎琢・大島ミチル・澤野弘之と4人になりました。

話しが逸れましたが、服関連の当て字も良く出来てました。
鮮血の最終形態が更衣(きさらぎ)っていうのも良いですね。

きさらぎは如月で昔の今宵の二月のことで、
寒さで着物を重ねることから、衣更着。
気候が陽気になっていくことから、気更来。
草木が生え始めることから、生更木。

等など、服と陽に転じていく事が巧くかかってます。

単純そうに見えて画面構成や展開が考えられていて、
これは流石、鶴巻和哉さんを踏襲する今石洋之さんです。

アニメもアナログからデジタルに移行し、
3Dが多く使われ、アニメーションの殆どがデジタルで生み出される時代、

グレンラガンからアナログとデジタルの調和に拘りを感じていたいましたが、

今石洋之監督と吉成曜さん含めすしおさん、大塚雅彦さん、
時代の長いガイナックスの血を受け継ぐ人たちの拘りを感じた、
最高に古臭くてそれでいて熱くて今見ても十分に面白い作品でした。

次回作は、異能バトルは日常系のなかでというラノベ原作が決まっています。

放送時期は発表されていませんが、2クールオリジナルを作った後直ぐで大丈夫かなと思いつつも、
期待せずにはいられない。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿