日々、感謝。

日々の何気ないことを、つらつらと綴っております。

西日本旅 中国・広島ー山口編 三十四日目。

2012-01-04 12:00:25 | 西日本旅2 四国~
11月30日(水)

前回のあらすじ!

広島県も終盤、山口県の県境近くまで来た僕は日の暮れも近かったので
近くの無人の神社で野宿することにしたんだ。

そして、夜寝ていると、ちょっとすいませんと声をかけられ寝袋から頭を出すと、
そこにはライトを持った警察官が二人立っていたんだ。

僕はすぐに悟ったね、あぁなるほどね。

案の定、職務質問と立ち退きを命じられた僕は、
警察官の計らいで教えてもらった公園に行ったんだ。

しかしそこは、入り口に猫の死体が横たわりゴミが散乱し、
草むらが生い茂るとんでもない公園だった、

野宿のなるたるかが解ってないなと思いながらトイレに寝る事にしたんだ。

そして次の日!




トイレの独特の匂いに最初は戸惑いながら朝起きると問題なく寝れていた事に気づきました。

どうやら屋根と壁があれば何処でも寝れるスキルが開眼したようです。

と言ってもここはトイレ。

直ぐ様片付けて日の上がっていない暗いうちに出発。

少し進むと大きなステーションの駅があって何本かの道の合流地点でもあるらしく
陸橋がたくさんある、要は寝床がたくさんある。

暗くなり始めてから探すとこうなるよなぁ。

とよくあるパターンが発生してました。

それは、

暗くなってから探し始めて見つけた寝床より少し進んだ所にもっと良い寝床がある事に翌朝気付くパターン。

そんな感じで山口県に入り、
錦帯橋に到着。

錦帯橋はアーチ状の木製の橋で、橋自体もさることながらながら辺りとの景色との調和が素晴らしいです。

橋を渡っていると、時間帯が朝方だったので通学や通勤の人たちとすれ違い
今も生活の一部として利用されている所に感心しました。

橋を渡って反対側の河原に降りると、巌流ゆかりの柳という石柱が立っていました。

見に行ってみると、どうやら吉川英治著の『宮本武蔵』で、
岩国が佐々木小次郎の生まれた地で、この柳とつばめを相手に燕返しを体得したという話らしいです。

見た目は大きな柳です。

それから佐々木小次郎の像を見て紅葉谷公園に行き錦帯橋を後にして、

下松誌を抜けて防府市から上に行って県庁に到着。

山口県庁は周りが低山に囲まれていて辺りに高い建物が無いので、
秘境じみていて良い所でした。

そこからさらに上に行って、秋吉台へ。

秋吉台は日本最大のカルスト台地。

そこにたどり着くまで普通の山道で、看板が見えたときもそんなに期待してなかったのですが。

看板の指す方に曲がり、切り開かれた岩肌の道を抜けると、

そこに広がる大笹原。

あまりの壮大さに、なんじゃこれー!と叫んでしまいました。

なだらかな丘陵地帯にカルスト特有の石灰岩の白と
ひたすらに広がる笹とススキ原の黄色が視界にいっぱいでテンションが上がりっぱなしでした。

また一人では発散しきれないほどテンション上がってるなと思いながら、
駆け出します。

どうやら秋吉台を一部歩けるようなの先ずは展望台で全景を見て早速歩きに行きます。

ひたすらの笹とススキ。

そして無量大数のバッタ群。

歩いているとそこら中で跳ねまくります。

歩かなくても跳ねまくります。

バタバタと音を立てながら歩くとバタバタと飛んで退いていく。

逃げなければ見つからないのになぁと思いながら秋吉台を進みます。

広大さに感動しつつ駐車場に戻り展望台を後にして、
秋吉台を通っている道路を通り更に山口県を上に行きます。

秋吉洞という洞窟があるのですが今回はやめておきました。

これまでに幾つか洞窟に潜った経験上、一人より複数が絶対楽しい。

そして先に一人でという感覚にもならない。

よって高知の龍河洞なども今回敢えて行ってません凄く行きたかったけど!

そんな感じで後の楽しみを残しつつ原付を走らせ。

萩市に突入。

直ぐに、『道の駅萩住還』で幕末の志士達の像がお出迎え。

板垣退助や高杉晋作など有名な人達の像を見て、
資料館で吉田松陰の松下村塾の風景と教え方などをジオラマで見て予習して市街に行きます。

という事で、萩市街には有形文化財として昔の街並みを残すと共に
松下村塾や高杉晋作の家など江戸時代末期幕末の有名な人達の家などが残っている場所です。

そして例の如く歴史に疎い僕は現地で知るをもっとうに
ほぼ無知のまま萩市街に来たのでした。

朝から山口県をL字に走り黄昏時だったので散策は明日にして
寝床を探します。

そして某城跡の公園に屋根付きの休憩所があったのでそこなテントを張りました。

スパを食べてテントに入り寝る体勢に入った頃、辺りの防風林がざわつき始めて、
直ぐに雨が降り出しました。

強風と相まって屋根は何も意味もなくテントを濡らし、
風はテントを煽ります。

最悪の場合を想定して、濡れると困る寝袋はしまって、
防水性の上下を着て、荷物は全て纏めてビニール袋やレインカバーをかけて、
直ぐにでも避難できる状態にして、

強風に煽られるテントの中で、テントを張っておいて正解だったと思いながら耐えました。

雨がテントを煽ります防水性を上回ったのか布の表面が湿りだし風は収まらず、
嫌な汗をかきながら時間が過ぎていきやがて寝ていました。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿