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芸術と伝統の能登を行く 四日目。

2015-10-14 23:54:55 | 旅行
最終日四日目、雲も少なく晴れ模様、予報でも晴れての事で最終日にしてやっと心置きなく観光ができます。

前日行きそこねた能登半島の端っこの灯台を目指します。

途中手作りジェラート店でジェラートを食べました。

珍しかったのは白米で、何とジェラートに白米が入ってました、味は普通でした。
いちじくと塩が美味しかったです。

次は恋路ヶ浜へ行きました。
名前の通り恋愛のスポットらしく、南京錠とか寄せ書きとかがあります。

その南京錠で恋を繋ぎ止める願掛けと説明している能登のゆるキャラの名前が”のっとりん”で、純愛らしからぬ名前で、
そもそも恋路ヶ浜の名前の由来が、三角関係の末此の浜で身投げしたというバットエンドエピソードで深く知ると考えさせられる場所でした。

近くに恋路駅という廃線の駅が残っていてそこにも寄せ書きがあるのですが、そこにも妙にストーリー性のあるメッセージがあったりと楽しめました。

そこから更に北上し次は軍艦島に行きました。

軍艦島といえば、長崎県の端島が有名ですが、ここ石川県にも軍艦島があったのです。

こちらは岩が軍艦に見えるという物で浜から近くで見れるので手軽です。

そして遂に能登半島の端っこ、道の駅狼煙に着きました。
そこから小高い丘を登った上に灯台はあります。

そういえば、能登特有の街並みがいくつかありまして、
先ずは道の中央線にお湯が出る所がある、これはおそらく雪国あるあるかもしれません。
次は瓦が真っ黒で蛇腹状になった外壁が多い。
そして瓦に取っ手が付いている。

でその真っ黒な瓦の街並みがこの狼煙からよく見えて綺麗でした。

能登半島最先端の禄剛崎灯台は日本の中心であるらしい、ちなみに日本の中心は色々な捉え方があって全国に複数あります。
そしてもう一つ能登半島の外側と内側の境界線でもあります。

これが非常にわかりやすい、ふと目をやると、外側は波が荒く激しい、内側は穏やかで静か、これが目に見えて判ります。

目的の能登半島最先端を制覇し残りの外灘側を行きました、途中ゴジラ岩などを見たり、
猫の写真を取っていたら飼い主のおばちゃんが出てきて雑談をしたりしながら、塩田に着きました。

塩田は海水を蒸発させて塩を取り出す精製法で、ここ石川県には揚げ浜塩田が無形文化遺産に登録され、今でも塩が作らています。

塩田は海水を泥の上で蒸発させそれを海水でこすことで通常より濃いミネラルを含んだ塩が作れるというものらしいです、
実際に塩が売られていましたが確かに美味しかったです、希少らしく1人一袋という事で一袋だけ買いました、
後はただで食べれる塩田の塩ゆでじゃがいもが美味しかったです。

廃線になった輪島駅まで行って、それまでがっつり食べておらず腹ペコだったので、
その近くの喫茶店で晩ごはんを食べることしました。

店は照明が点いておらず暗くて、おじさんが1人でやっているみたいで商売ッケがないかんじでしたが、
出てきた料理がすごい量で、頼んだピラフは3合ぐらいあるんじゃないだろうか、
腹ペコの所から食べ終わる頃には限界突破という体験をして、
輪島駅を見て、そこから南下し能登島大橋を目指しますが途中西岸駅に立ち寄りました。

しかし駅のホームには湯乃鷺駅という文字、何故ならここ西岸駅は、花咲くいろはの聖地の1つであり、
作中の温泉街の入り口の駅として出てくるからです。

町おこしの一環で正式の西岸駅から湯乃鷺駅に変えてもらっているわけです。

これはテンションが上がる。
しかも駅舎内は、いろはのポスターやグッツで満たされていてこれ又テンションが上がる。

ふれあいノートもあって見てみると、数日前にぼんぼり祭があったらしく結構メッセージが書いてありました。

さて駅名や駅舎内装の他にもラッピング電車があります。

しかしこのラッピング電車は、ノーマル、永井豪、花咲くいろはとあり、
しかも一時間に二本のみ電車の中で毎回走っているわけでありません。

なので期待していませんでしたが、駅舎を見ている間に次の電車が来る時間が近かったので待っていると、
やがて踏切が鳴り始めて、期待せずに見に行って、

既に暗くなっている中よく見ると、花咲くいろはだー!

今回の石川旅行、天気が不安定で翻弄され続け、此の日も日暮れギリギリで西岸駅に着いて、
正直グダっていたのですが、ここに来てマイナスからプラス来たー!

西岸駅もとい湯乃鷺駅の内装と駅名、そこにきてのラッピング電車で満たされました。

電車を見送り湯乃鷺駅を後にし、能登島大橋を渡って能登大島を通りぬけ、七尾町に入り、そのまま帰路につきました。