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上京物語 ~アニメに生きる~ 二日目。

2015-03-21 23:09:50 | 旅行
東京旅行のメイン1日目、疲れ切っていたにも関わらず意外に6時前に自然に目が覚めたので、そのまま起きました。

昨日のライブで汗だくでしたが眠りを優先したので朝からシャワーに行きました。

早めに起きて結構余裕が出来たのでぼちぼちと準備。

今回のカプセルホテルの利用者は年齢層が同じぐらいで男性限定なので、パンツにTシャツとかで歩いていたり、カーテン全開だったり、明るくて開放感もあるので共同生活しているみたいで少し楽しくなりました。

ぼちぼちとしていた準備も済んだので予定より早かったですが出発しました。
今日はリュック置いていけるし荷物も最小限に抑えれるので大分軽快です。

エレベーターに行くと昨日のおじさんが居たので挨拶して一緒に乗り込みました、ホテルの感想を話すと、ありがとうございます良かったですと自然な感じで答えてくれました。

昨日のZeppとほぼ同じルートなのでスムーズに現地に到着しました、段々と現地に近づくにつれ同族っぽい人が増えていくのは嬉しい感じです、ホームから上がると改札付近はアニメポスターで一杯、一気にテンションが上がりました。

開場一時間少し前に着いたのですが既に人は一杯、人の流れについていって会場に向かいました、しかし意外にグッズで固めている人は少なくて普通の服装の人が多いです、全身ごちうさグッズの人とか居ましたが全体の一割ぐらいにも満たない感じでした、そういうの見るの面白いので残念です。

人の流れと案内に沿って自分の所定の列に並び開場まで40分程待機、座っていいようなので良かったです、今から足を消耗させたくないので。

10時になり予定通り進んだかと思いきや少し進んで止まりその後また40分待機、今回はいつ動くかわからないので立っての待機で結局足を消耗しました。

次に進み始めた時は、止まることなくぼちぼちと進み入場、中は当然アニメ一色でテンション上がりまくり、先ずは全体を把握するため適当に歩くことにしました。


色々と配っているので適当に受け取りつつ、新アニメとか既存アニメの展示物を見て歩きました。

ステージは遠くからでも見れるかと思っていたら完全に仕切られていて考えが甘かったです、長井龍雪と岡田真里のトークショーダケでも見たかった。

全体を把握出来て時間もちょうどよくなったのでセミナーを見に行きました。

1回1時間半で30分の休憩を挟み1日3回、テーマと講師を変えて行います。

席と立ち見があって、席は予約が必要なので取れてません、またその中から宿題を提出して実際に評価してもらえる機会もありますが、当然出来ません。

立ち見は自由に見れるので今回は立ち見専です。

1回目のテーマは作画。
講師は、サイコパスや進撃の巨人の総作画監督を務めた浅野恭司さん。

参加者が提出した宿題を手直ししながら一人づつアドバイスをしていってましたが、一応ディスプレイがあるのですが立ち見エリアからだと遠くて見えないので殆どどう手直ししているのか見えませんでした。

最後に質疑応答があり参加者の疑問に答えてくれました。

心に残ったのは、
一番多かった、'  'を描くにはどうしたらいいですかと言う質問の総括として
「何回も言っていしまっている事なんですか描く事しかないです。10枚でも100枚でも.・・・もっと描いて欲しいですが。何も見ずに簡単に描いているように見える人はその前に見て何回も描いていると思います、何回も描けばそれが何故そうなるのかが分かってかけるようになっていきます」

イケメンはかけるけど他はかけないのでどうしたらいいですかという質問に対して、
「好きなキャラを描くのは楽しくて、それは絵を描くには大事な事ですが、苦手なキャラも描かきたいなら、何か関連付けて自分なりにやる気を出す事が大事、例えば好きな声優が一緒とか何でもいいです、僕は元々赤塚不二夫さんとかああいうキャラを描いていたのでIGに入った時に苦労しました」と言う話で、浅野さんから「どういう絵を描くのが苦手ですか?」と聞かれて、「萌えとか」と答えたら、「僕も萌えは苦手です」と笑ってました。


一回目の講義が終わり二回目まで30分あるので今度はじっくり見て周りました。

一応一般ブースでもイベントがあるようですが一定数集まるとロープで囲ってそれ以上人が留まらないようにするみたいです。

なので人の流れに乗って遠目から見ました、分かったのは宮野真守ぐらいですが、
その後ラジオの公開録音が始まるらしいエリアがあったので場所取り、20分ぐらい待ったでしょうか、やがて番組が始まり登場したのは水瀬いのりという方で、何となく字面に見覚えがある程度で誰かわかりませんでした。

次の時間が来たので後ろ向いて、気づけば中盤ぐらいに陣取っていたようで始まってすぐ行くとはどういう事だという顔のファンらしき人に見られながら人混みから抜け出しました。

さて二回目のテーマは企画、
講師は勇者王シリーズや舞himeシリーズなどのオリジナル作品を多く企画した古里尚丈さん。

企画とはどういう事かをテーマにディスカッション形式で持論を語ったあと、気になった宿題を創作者に尋ねながら評価していき最後に質疑応答がありました。

企画とはプロデューサーの仕事なのであまり気にしていなかったのですが、話を聞いていると結構心に刺さる事が多くて意外に僕の考え方は企画向けなのかもと思えました。

というのは、オリジナル作品の企画書を作る時に、自分がしたい事がまずあって、それが人に受けるにはどうすればいいかを肉付けしていくという方法らしく、僕も設定を考えるときそうやって作るからです。

古里さんは「下世話な話ですけど・・・」とお金の話がよく出てきます、アニメを1クール作るには約2億円必要でそれをスポンサーに出してもらえなければ作れない、アニメは一人では作れないと断言していました。

プロデューサーはお金を集めるのが仕事で、人がお金を出す作品を作らないといけない、アニメは企画から放送まで長い期間が必要でクロスアンジュは4年あったらしい、その間飽きない事、自分のしたい事を忘れない事が大事らしい。

つまり、自分のしたい根幹さえあれば萌えキャラだろうと人気声優だろうとお金を集める要素をつけるのは邪道ではなく当然という話で、要は表現したい事を忘れるなという事かなと思います。

質疑応答で、お金の話がよく出てきてますがお金を集める事が大事ですか?という質問に「お金は制作意欲の次に必要です、アニメを作るにはお金と気持ちが必要だからで、自分が面白いと思っていなければ売れるわけはありません、それを一番に見せるのがスポンサーで、スポンサーとは最初のお客さんなんです」と答え、

締めに「こういう場で最後にいつも言っているのですが、3年後、5年後、10年後、僕を現場で見かけたら声をかけてください、直ぐには無理でも思い出します、なので僕がいるうちに来てください、10年後はいるかわかりませんが」と笑って締めました。

また適当にブースを渡り歩きます。

会場内で色々と配っていて何かわからないですがとりあえず貰っていました、中にはウィダーinゼリーとかもあって太っ腹です。

宮野真守を見たブースに行ったら人だかりが出来ていたので確認すると神谷浩史が出るようですまだ30分ぐらいあったので断念、その前は小野大輔が出てたようです、どちらも丁度講座の時間とかぶっていました。

その後ラジオのブースに行ったら、清水愛が居たので少し見て次の講座へ。

三回目のテーマは美術。
講師は、蟲師、サムライチャンプルー等を手がけた 脇 威志さん。

蟲師の美術は、背景をメインにしたいという企画でいくつか周った末に脇さんの所に来たらしいです、本人曰く何故か珍しい仕事がよく来ると笑ってました。

美術をするにあたって原作である漆原さんに、ギンコは洋装ですが他は和装でどういう世界観か尋ねたら、意味はなくてとりあえず着物の時代というだけと言う話を聞いて、ソコに注力を注ぐ事が大事なのだなと理解したと言ってました。

話をよく読み考えて、その話の世界観の色
に合わせるのですが毎話違うで苦労したけどやり甲斐があったとの事、ラフの段階で色まで決めて時には絵コンテに色を塗ったとの事です。

その後作品の評価があって、
「アニメの背景は数秒から秒に満たないものまであるので見て欲しいところに目が行きやすい様にメリハリをつけたほうがいい、例えばで色を薄くするとか線を細くするとか」

写真を元に描いた絵でデジタルっぽくなるのを止めたいという意見に、「実際の背景を元に描く場合は、検索すれば出てくるし簡単ですが、その中に自分なりの表現を入れないと意味がない、それならただの写真であってアニメの背景ではない」

その後に質疑応答が有り、ある一人の人と長めに討論していました、それがセル画の手作り感のある絵が好きでデジタルに移行してから見れなくなった。デジタルで描く事で簡単になり、昔はセンスで描いていたものが、最近は技術ばかりで才能のある者が育たないのではないかと言う言い分でした。

それに対し、「デジタルというのは方法の一つでしかない、確かに今の若い人にはデッサンもしたことなくてずっとデジタルしかやっていない人もいるけど、どちらも絵でに変わりはなく描けている。蟲師は見ましたか?」と聞いたら、「聞いたことはありますが見てません」という答えに苦笑でした。

僕も内心苦笑でした、手作り感が良いなら正に蟲師はそれで、しかも脇さんの講座で席とってるなら見てると思ってました。

最近の依頼に手作りっぽくって言うのも出てきているらしいです。

今日講座を3つ受けて分かった事は、アニメ好きの中でも制作に携わりたい人、興味がある人は極少数だと言うことです。

どうやら立ち見エリアでも質問はしていいようで、今日は作画、企画、美術と気にはなるけどなろうとは思っていない分野で明日は脚本、3D、監督で、なろうと思ってる分野があるので事前に考えておこうと思います。

今回は決めたのが遅かったので本当の意味で満足出来る内容にはならないですが1回目としてはありかと思います。

昨日今日だけで既に次行く事を決めました。今度は準備を完璧にして全力で堪能したいと思います。

17時で閉場したあと二食目の食事をして人が少なくなるのを待ちました、一時間ぐらい休憩してから建物の中を通って駅に向かっていったら逆三角の下に出ました。

よく見る逆三角の下に会場があると思っていたので横にそれていくのはどうしてだろうとも思っていたのですが謎が解けました。

プロジェクションマッピングがあるらしいので見ましまが、あれは面白い試みだとは思いますが、まだ演出面で退屈な感があります。

足裏の痛みも歩けば問題ないので、予定通り秋葉原に行きました。

特に目的はないので適当にぶらぶらして、
その間に足裏が痛くなってきたので宿泊場所に帰りました。

それで自分の足の痛みの経緯が判りました。

4時間〜違和感が出だす
6時間〜痛みに変わる
9時間〜立ち姿勢を変えても意味がなくなる
12時間〜歩きでも痛くなる

こんな感じのようです。

21時ぐらいに帰ってきて晩ごはん食べたらものすごく眠くなってきたので、またお風呂に入らず就寝。