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遺跡発掘八日目。

2012-11-15 21:19:36 | 会社
今日は砂の層を1メートル50cmまで掘り下げました。

最初に土の層を削り終わってからはずっと砂の層と固い砂の層がミルフィーユ状になっているみたいで、
掘りやすい砂を掘って固い砂を掘ってと交互にほって行きます。

今日は遂に土器が出ました。

ただ小さすぎて1cm平方ぐらいなので、土器なのかなんのか判別はつかないらしいです。

そのあとも立て続けにその層から出て計5個しかし小さすぎて何かは分かりません。

現場監督に聞いてみると、弥生時代のものらしく、
海辺なので流れてきたのではないかという見解でした。

あとは固い地層からサナダ虫みたいな跡がたくさん出てきました。

うねうねした跡が沢山あって密集度もかなりなので相当気持ち悪かったです。

それも何か解らないらしく、掘って良いって事で掘り崩しました。

腰、筋肉共に大分慣れたのか、思うように体が動かせるようになってきました。

発掘物も出だしたしこれから楽しくなりそうです。

あと、現場監督に、

遺跡発掘といったらはけとか使う細かい作業かと思っていたという話をしたら、
あれは海外の砂が細かく軽い、例えばエジブトとかああいった場所での作業で、

日本の土壌は基本的に土で固いのでスコップ等で掘っても崩れないから
スコップ等で、どんどん削っていくのが主な作業らしい。

そういうイメージで来る人が多いので良く聞かれますという事らしい。

今日の発掘物・・・1cm平方程の小さい土器が5個・サナダ虫みたいな地層。